タックスヘヴン

昨日のヤッフーフランス版に、OECDによるタックスヘヴントップ10を発表していた。次の通りである。
11) Vanuatu(ヴァヌアツ)
2) Montserrat(モントセラト島)
3) Panama(パナマ)
4) Nauru(ナウル共和国)
5) Niue
6) Liberia(リベリア)
7) Costa Rica(コスタリカ)
8) Guatemala(グアテマラ)
9) Uruguay(ウルグアイ)
10) les glorieux anciens(モナコ、アンドラ、スイス、バハマなど)

この中で、2番目と5番目は初めて目にする地名だった。筆頭のヴァヌアツには行ったことがある。ニューカレドニアから飛行機で行くのだが、昔はイギリスとフランスの共同統治領で、ニュー・ヘブリデスと呼ばれていた。
赤道近くの島嶼国で、1980年に独立した。海以外何もない、という記憶が残っている。
首都はポートヴィラだが、銀行があったかどうかの記憶もない。サンゴ礁がとてもきれいだったことは確かだが。

2番目のモントセラト島は、西インド諸島中リーワード諸島にある英国の植民地なのだそうだ。ナウルは太平洋中部赤道直下の島嶼国家である。

こうしてみると、島国が多いなという気がする。この中でヴァヌアツ、コスタリカ、グアテマラには行ったことがあるが、ただの冒険的観光旅行で、貧乏一人旅だったし、かつかつの外貨ですごしただけだった。

タックスヘヴンにお金を移すような金持ちの知り合いはいない(はずだ)。つれあいは外国での生活がたびたびあったため、スイスに口座をもっていたが、日本に帰国が決まったあと、すぐに解約していた。財産隠しというような意図はなく、ただただ便宜上のものだったらしい。

そういえば、フランスの親しい家族は、所有していた企業を売却し、その後、ベルギーに住居を移したが、それは税金対策だと聞いたことがある。フランスよりベルギーのほうが税金面で有利なのだそうだ。「フランスに納めるべき税金を他国に納めて」と、それを批判する親族もいた。

多額納税者でもなく、ごくごく小額納税者の身としては、他国に財産を移すということのメリットやデメリットはわからない。日本の金持ちで、香港やシンガポールあたりに移住する人もいるとか。
金持ちになると、庶民の伺い知れない苦労もあるのだろうな。

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