スーパークールビズ

6月1日、衣替えの日だった。冬服から夏服に変わる。ところが、気温が低くて、つれあいは、もう一度冬の服を出してくれといってくる。ゴールデン・ウィークのころの暑い日に、夏服に大部分を入れ替えていたからだ。

首都東京では、寒くても、この日から夏モードに変えた人々がいた。環境省のお役人さんたちだ。また、市町村役場の役人さんたちも、節電ムードから、一挙にクールビズスタイルに変えられたようだった。

役所が公認するクールビズは、ワイシャツにノーネクタイスタイルのほか、ポロシャツ、アロハシャツなどもはいるそうだ。スーパークールビスというのもある。短パン可という。

環境大臣は、涼しそうなアロハなのだろうか、模様のはいったゆったりしたシャツをはおって、今日の記者会見に出られた。環境省は、全役人の範となるべく、大臣からクールビズ率先着用だ。

南仏は暑かった。冷房のある場所は限られていて、ほとんどは日中は木陰、夜は野外でなるべく長時間をすごして暑さをやりすごした。
みなさん、軽装だった。老若男女、Tシャツ、それも露出度の高いものだし、女性はプロヴァンスのプリントのスカートやバミューダ、男性も短パン姿をよく見かけた。

もちろん、いかめしい職場や、責任ある立場のひとたちはそんなに軽装ではなかったが、全般的にそのまま海岸に行ってもおかしくないような服装の人たちが多かった。そしてそれがそんなにおかしく感じなかった。南仏にいるという場所柄からだったろうか。

そんな意識で、日本のクールビズを好意的にみるつもりなのだが、日本人はあまりに窮屈なビジネススタイルに慣れすぎていたのか、まだしっくりこない。あまりにラフにしすぎているという印象もある。
できれば、梅雨前は、せめて、ワイシャツ(半そで)にノーネクタイかポロシャツのようなかっちりした襟のあるものを着用し、薄手の生地でできたシャツは、梅雨明け後にするといったセンスはないものだろうか。

昨年、女性の間では、冷房がいきすぎた中で、首にまく薄いスカーフのようなものが流行したが、今年はそれはお蔵入りだろうか。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。