健康診断結果報告書

わが村では4月にいろんな健康検査がある。胃がん、肺がん、乳がん、子宮がん、大腸がん、などの癌検診のほか、体重、身長、腹囲、血液、尿、心電図、などの検査日もある。食事のアンケートも行われる。

検査には、健康財団からのバスで受けたり、各地域の集会所で受けたりする。下駄ばきででかけられ、病院でないところが、とても身近な印象を与える。

そして、その結果発表をするというお知らせがきた。各地区に割当日があり、そのどこにいってもいい。どんな仕組みか知らないが、対象となる村民の資料を全部持ち運んでいるのだろう。

今日、その結果発表に出かけた。村中央にある会館だ。9時からスタートするのに、直前に着いた。受付(住所を言うだけ)を済ませて、椅子に座って待っていると、5分もかからず、担当の人が呼びに見える。
保健関係の時にいつも顔をあわせる、もうなじみになっている女性である。気分が楽になる。移住者として、なかなか融け込めないでいるが、こうやって、村役場の人とは顔見知りになれている。

まず、健康診断結果報告書を見せてくださる。身体計測、血圧、尿検査、脂質、肝機能、糖代謝、腎機能、貧血検査の結果が出ている。いわば人間ドックの結果をみるのと同じだ。表をみながら、採点結果、注意点を丁寧に教えてくださる。

食事のアンケートをしたので、食事バランスのチェックシートも渡される。カラー印刷で、こんなにきれいで、詳細な分析を私のためにしてくれているのか、と思うと、恐縮してしまう。

評価は、いい食生活だけれども、甘いものが多すぎるというものだった。つい、「いろいろストレスが多くて、ストレス解消には甘いものが必要なの」、と言うと、「そうですよね」と同情してくれる。が、「ちょっとだけでも減らしていきましょうね」と忠告される。その忠告はとても親身なものだ。

大都市に住んでいたときには、こんなに行政と接したことはない。この村に住むようになって、村役場へ顔を出すこともたびたび、何かしらの接触が多い。

毎年4月の健康検査、検査結果、そして何か異常(メタボリック・シンドローム、骨粗鬆症など)があれば、勉強会なども行われる。アフターケアも行きとどいている。
こういう顔の見える行政サービス、うれしいものだ。やっぱりこの村の生活はいいな。

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