献血

今朝の村の広報で、献血の呼びかけがあった。「皆様の温かいご協力を」と呼びかけている。協力に異論はないのだが、私の年齢でも献血が可能かどうか、心配もあったので、結局、献血には参加しなかった。

20年前までは、積極的に献血をしていた。免許証の書き換えとか、どこか出かけた先で献血カーをみかけると、だいたい無視することはなかった。一つには献血によって、健康度チェックができた。献血に応じると、少量の血液採取がされ、すぐに血液型と濃度がチェックされる。女性の場合、濃度が足りない人が多いらしい。

濃度が不足すると、牛乳とクッキーをもらって、食生活を改善なさいね、なんて忠告をされ、帰ることになる。無事にパスすると、献血カーの中で、血を採取される。男性だと400cc、女性は200ccが普通だった。

最後のころには、広尾の日赤病院に付属した血液センターへ出かけていた。ここでは、血漿だけとって、血液を戻すやりかたもあって、400ccをすることもできた。

結局、何回献血したのか、忘れてしまったが、ある程度の回数になったのは間違いない。日赤から記念品がおくってきたことがあった。牌に感謝状みたいなことばが刻まれていた。

外国へ行くことになって、献血することはなくなった。フランスに滞在していたころ、イギリスで狂牛病が流行し、ヨーロッパにいたことのある人は、帰国から10年は献血ができないということだった。

献血していた最後のころには、HIV(エイズ)ヴィールスの保持者の問題もでてきていた。血液製剤からのエイズ患者の発生は、医療問題の中でも、重大で悲劇的だ。

フランスでもこの問題がでて、当時の担当閣僚などが弾劾されたが、司法はresponsable mais pas coupable(責任はあるが、有罪ではない)というものだった。

このごろは手術については、その前に自己血を準備するとか。献血された血液はどのように利用されるのだろうか。

今日の献血はパスしてしまったが、次回、日赤病院へ出かけた折、献血をトライしてみよう。

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