モナコ大公の結婚

モナコ大公アルベール2世が結婚されるそうだ。お相手はCharlene Wittstockという女性らしい。7月1日に民事上の結婚(mariage civil)、翌7月2日に宗教上の結婚式を挙げられる。

モナコ公国(Principaute de Monaco)は、フレンチ・リビエラに位置する。風光明媚な景色と、カジノを主とした観光収入で、国民の所得税がないことで有名だ。

マルセイユに住んでいた時、数回訪問した。しかし、当時のレニエ大公にお目にかかる機会はなかったし、3人のお子さんたちに会うこともなかった。当時は、長女のカロリーヌ王女や次女のステファニー王女が、社交話題の中心で、アルベール殿下の出る幕はあまりなかった。

数年前、大スキャンダルの中心人物になったことがある。セネガルだったと思うが、アフリカ系の女性とのあいだに子供が生まれ、その子を認知したことが、パリマッチなどに掲載されたのだ。
彼は、この子が彼の子であることを認めたが、母親と結婚することはないし、公国の継承権は与えないということだった。

アルベール殿下の母親は有名なグレース・ケリーである。周囲のいろんなスキャンダルに苦しみながら、モナコ公妃として、人気があったが、ステファニー王女の運転する車での事故で、悲運な死をとげられた。
姉・妹の派手さに隠れて、あまり出番のなかったアルベール殿下だったが、隠し子騒動にはびっくりだった。

そのアルベール殿下が結婚されるというのはいささか驚きだ。お相手の女性のことをまだ知らない。隠し子(もう公表されているのだから隠し子にはならないだろうが)の存在はどうなるのだろうか。

いろいろ考えさせられるロイヤル・ウェディングだ。

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