太陽熱利用

今日で菅政権1周年だそうだ。もう余命何日かと言われている現実、1年前には想像もしなかった。ご本人もそうだろう。ただ、菅氏はサミットには2回出席だという。

こう政権が変わると、世界に向けた公約、鳩山氏の”CO2、25%削減”と菅氏の”ソーラーエネルギー利用の1000万戸”はどうなるのだろう。

菅氏が今回のドーヴィルサミットで、1000万戸にソーラーパネルをつけて、太陽熱を利用すると大風呂敷を広げたということをきいて、びっくりした。日本全国に何戸の家屋があるのか知らないが、1000万戸となると、我が家もその1戸にあたるのではないか、と思った。

我が家はソーラーパネルはつけていない。寒冷地であることと、積雪もあるので、冬場にどれほどの熱量を得られるか、疑問だったからだ。また建築時は、別荘としての利用で、常住目的でなかったこともある。
村の中では、ソーラーパネルをつけた家もある。どういう利用をしているのか、温水だけを得るのかは知らない。

現在はソーラーパネルで、温水をつくり、それを循環させて、その熱を利用するというやり方のようだ。太陽熱利用を言い出したのは、やはり70年代のエネルギーショック以降のことだったと思う。当時はパネルより、太陽炉として、太陽光線を炉に集中させ、そこで発電するシステムだったように思う。
それを初めて聞いたのは、ピレネー山中のオデイヨという場所に造られた太陽炉だった。

日本でも同種の炉が作られたように聞いたことがあったが、どこだったか、記憶に残っていない。技術的にも、採算的にも問題が多かったようで、話題から消えていった。

1995年ころに、オデイヨを見学にいったが、実験炉としての形は残っていたが、現実に稼働はしていないということだった。

自然の恵みである太陽熱をエネルギー源として利用することに対し、賛成である。だから、菅氏の演説を聞いた時、1000万分の1になる覚悟はもった。初期費用がいくらになるのやら、耐用年数はどのくらいあるのか、これは我々高齢者にとっては大切だ。耐用年数が20年だと、生きている間はもつのかな?と思う。

でも取り付けるとなると、先に家屋の改築をしておいたほうがいいのかな?とか、考えるべき問題は多い。行動はスローだし、まだまだ、補助金とか決まるのを待ってのことだから、先の話ではあるけれど。


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