同性の結婚

フランスのニュースをみていたら、6月4日に女性同士の婚姻が行われたという記事をみつけた。フランス初のレズビアンの結婚という。

フランスではまだ同性の結婚は認められていない。以前、男性同士の結婚が行われたが、結局、認められなかった。

このレズの結婚はどうだったのだろうか。これが認められたのだ。というのも、一人は、元男性で、性転換手術を行い、女性になったものの、戸籍上では男性のままだったのだ。生まれた時はステファン、女性になってステファニーと名前を変えた。

フランスでも性転換をする人はいる。その手術を受けると、関連の書類を提出し、戸籍の変更を願い出ることになる。
この婚姻の片方の女性は、男性として生まれ、女性に性転換をしたものの、書類の提出を拒み、戸籍での変更が認められなかった。したがって、男性と女性の結婚ということで、可能になったのだ。

このような形での結婚は、フランスでは初めてのケースという。ステファニー曰くに、戸籍を変えられなかったのは、差別であったが、この差別が今回は幸いしたという。

この場合、戸籍を直していなかったが故、あるいは性転換をした人だったからこそ可能になったケースだが、本来であれば、性が同じであっても、結婚は認められるべきではないだろうか。日本でもいつか問題となりそうだ。
日本では性転換をした人でも、異性間となれば、結婚は可能である。

民法では親権を単独から共同親権にという動き、生殖技術の発達から母親をだれにするかの問題、各種の問題が解決を待っている。政争にあけくれるときではない。

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