桐生に行きました

群馬県の桐生市を訪れました。同県とはいえ、かたや長野県に隣接する場所から、栃木県に近い桐生まで、片道3時間のドライブでした。初めての訪問です。

おひるごはんをすませ、桐生駅の観光案内所へと行きました。そこで観光スポットを教えてもらうためです。いろんなパンフレットがおいてあります。「桐生市・みどり市広域観光マップ」「桐生ガイドマップ」「「桐生ガイドブック」「桐生本町1・2丁目まち歩きマップ」など、よくできた資料がそろっています。

案内所にいた方が、地図を広げて、みどころを丁寧に教えてくださいます。土地勘のない私たちの反応に業をにやして、「一人500円の案内料で案内しているのだけど」ということ。早速、現地の案内をお願いしました。

「のこぎり屋根めぐり」コースを歩くことにしました。1時間から1時間半くらいの所要時間だそうです。久しぶりの好天で、日差しがまばゆく、その強さに歩くのかーとちょっとひけています。

桐生天満宮からスタートすることになりました。ここは徳川家康が桐生の布を軍旗として、戦勝祈願をし、勝利を得たという、縁起のいい神社だそうです。パワーにあふれた場所ということ。暑さにうだった身に、パワーをくださいとお願いします。

次いで、お隣にある郡代工学部同窓記念会館、大正5年に竣工された桐生高等染色学校の講堂だった建物だそうです。大正ロマンあふれる建物で、淡い若緑の外観が当時の気概を示しています。この建物では、以前、ダンスパーティが行われていたそうです。なんだか生き生きした気分になります。

これからのこぎり屋根が続きます。レンガ造りののこぎり屋根、大正時代にはめずらしい鉄筋コンクリートののこぎり屋根、大谷石作りののこぎり屋根、などをみていきます。ついでにそれにくっついた住宅をのぞきます。立派なお庭がついています。

最後は現在も織機を動かしている工場を拝見しました。機械が数台あるのに、動かすのは一人だけ。機械化が進んでいます。金襴の糸を使った全国各地の寺社仏閣のお守り袋用の生地、帯地、袋用の生地など、昔ながらの柄のもので、なつかしくなります。
端切れを売っているというので、数枚購入しました。なんだか手仕事をしたくなるのです。

観光の最後は、レンガののこぎり屋根を利用している「レンガ」というベーカリーでのティータイムです。

桐生の見物はそれで終了させましたが、いたるところで、屋根にブルーシートがかかっていました。3月11日の地震では、震度6弱あったそうです。相当のダメージをうけたらしいのですが、現実にそのブルーシートをみるまでは承知していませんでした。

あまりに今回の地震は被害がありすぎて、全部を報道しきれていないのです。報道されないから、被害がなかったわけではありません。

ウナギとお寿司のお店が多いことも発見でした。織物で景気がよかった時代の名残だそうです。次回の訪問ではウナギにするか、寿司にするか、が課題になりました。

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