JRの旅

久しぶりでJRのみの旅をした。乗車駅は軽井沢、新幹線で長野へ、そこで特急しなのに乗り換え名古屋まで。
名古屋からのぞみで一挙に博多までいければいいのだが、じぱんぐ利用の身だから、ひかりにしか乗れない。
新大阪で乗り換え、そこからは直行で博多へ。そこから久留米までは特急を利用した。

往復割引を得るために、往路・復路同じコースなのだが、復路は待ち合わせの時間がそれぞれに多くかかり、往路は8時間27分、復路は9時間7分かかった。

時間はたっぷりあるし、のんびり車窓の景色を楽しみながら行きましょうと思っていたが、山間コースをとったこともありトンネルが多い。新幹線もトンネルがたくさんある。車窓の景色はほんの少々しか楽しめなかった。

時間だけは万人に平等に1日24時間が与えられている。したがって、それを有効利用するためには、時間を買わねばならない。この場合、人の時間を買うのではなく、お金を使って早い移動方法をとることだ。つまり、JRなら正規の料金で、のぞみを利用する、もしくは飛行機を使うという方法だ。

東京と九州を行き来するとき、昔は夜行列車をよく使っていた。寝台車の上段で、よく揺れていたことを覚えている。旅は日常的ではなく、ハレの行事だった。

今では、日帰りさえするような距離になってしまった。だから、9時間もかけて行っても、ほんの1,2日で帰ってしまう。旅の気分は味わえない。

久留米は3月12日の九州新幹線全線開業に向けて、懸命に気分を盛り上げているところだったが、どれだけの新幹線が停車するのか、どうも通過駅になりそうで、心配だ。
 
今日、久留米を出るときはそう寒くなかったが、途中、中津川あたりから雪景色となった。軽井沢は積雪、まったくの冬逆戻りだ。この差に移動したことを実感した。

秋にはまた九州行きの予定を立てるつもりだが、はたしてJRを利用するか、考えものだ。

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