ジパング倶楽部

今度の週末、九州へ行くことにした。いつもなら飛行機だが、今回はJRを利用することにした。ジパング倶楽部に入っているので、いくらかの割引を得られることも選択の理由だ。

九州に行くには、鉄道でも空路でも不便なところに住んでいる。JR東日本の管轄外にでるのは2度目、したがって割引も2割しか得られない。軽井沢の駅で、東京経由ではなく、長野ー名古屋ー新大阪ー博多の経由で行く方法を教えてくれた。

それにしても、直行の列車には乗れない。”ひかり”か”こだま”しか利用できないのだ。そして、その本数の少ないこと、長距離の旅行なので、なるべく時間のロスはしたくないが、東京経由にしても、直行はなく、新大阪で乗り換えを余儀なくされる。

どうして、こんなに制限をするのだろう。3月12日から、九州新幹線も全線開通し、もっと便利にはなるのだが、ジパング倶楽部でどの程度利用できるのか、まだ研究していないが、直行は無理な事がわかっている。

フランスでも国内旅行では鉄道をときどき利用する。回数が多い時は、carte Senior(カルト・シニア)を作ることにしている。これは写真と身分証明書を持参すれば、フランス国鉄(SNCF)の駅や出先発券所で簡単に作ることができる。シニアだから60歳以上であることは必要だが。

このカードは1年間有効で、2008年に作ったときは55ユーロであった。シニアカードの割引は、時期や時間帯などで割引率がかわるし、使えないときもある。しかし、そんなに列車の制限はなかったように思う。
このカードの利点は、最大の割引が得られるとき、1等を利用しても、通常料金より安く、優雅な旅をすることができる、ということにある。

日本の新幹線は、グリーンにしなくても快適な旅ができるからか、フランスでのように、優雅な気分になりえないからか、なるべく安い料金でと頼んでしまう。

海外の旅行者が利用するパスも、ジパング同様、制限が多く、使い勝手が悪いという評判だ。曜日や時間帯を制限する形で、もっと利用できる範囲を増やしてもらえないものだろうか。

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