こちらも吹雪でした

今日から冬に戻ったような寒さ、朝8時は0度なのに、日中はマイナスという逆転温度でした。ようやく咲いた福寿草、クロッカスも花が開かず、スノードロップは雪の中に隠れてしまいました。

昨日決心したガソリン倹約のため、停電が始まった9時45分、新聞をとりに出かけました。雪はちらついているのですが、ベランダからみる空模様は明るいので、帽子もかぶらず、出かけました。方向は北をむいてです。

我が家の南側は浅間山、北側は白根山がみえます。今日は白根方面は黒い雲におおわれています。きっとふぶいているぞ、と心配そうにつれあいが言います。

途中から雪の降り方がひどくなってきました。ときどき冷たい北からの突風が吹きます。遭難するかも?とつれあいが言いました。老男・老女遭難と出るかな?と言うので、老男はいいけど、老女はやめて。せめて熟女にして、などと冗談を言いながら、「引き返す勇気が必要」という山での教訓と、「せっかく決心したことを、やり遂げよう」という気持ちがしのぎ合います。

行きはよいよい、帰りはこわい、で帰り途には吹雪になってしまいました。髪に積ってきた雪は、すぐに凍っていきます。通る車にのせてもらおうかな、と思っても、そういうときは車が通りません。

雪にまみれて帰りつきました。家の中は停電が続いているので、うす暗いです。暖房もついていません。いそいで1台だけある灯油のストーブをつけて、ジャケットにくっついた雪をベランダで落とします。水滴が滴り落ちます。

せっかくとってきた新聞ですから、つれあいは「蛍の光、窓の雪」とばかり、窓の近くで、雪の白さをたよりに読み始めました。「あなたは明治の人だから、雪明かりで読むのは慣れているでしょう」というと、「明治じゃない、昭和だ」と怒っています。

電気が戻ったのは12時半でした。久しぶりに往復4キロを歩いたので、おなかはぺこぺこ。急いで昼ごはんを用意して食べました。

つれあいは1日で懲りたと言っています。被災者への連帯のあかしとしても、続けるべきと私は主張しているのですが、この寒さ、もし明日も雪だとちょっと迷います。

明日の停電は朝6時40分から9時40分までだそうです。朝寝を楽しむことになりそうです。

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