エマウス的援助

エマウスといって御存知の方はそう多くないだろう。エマウス神父さまが始められた援助団体だ。不用品を集めて、修理し、低額な料金で売る。集めたり、修理したり、販売をしたりするのは、ボランチアである。フランスでは大変盛んに活動している。日本にもあると聞いている。

今回の津波や原発事故による避難している人たちへの救援、行政もがんばってできる限りしているはずだ。しかし、こんなに大規模の災害の時、数十万人の被災者への救援は、そう簡単ではない。当然、行政は画一的な形になっているのだろう。いわば一把からげて状態だ。

これを個人・個人を対象に、きめ細かい援助にできるには時間がかかる。でもそう言っていたら、被災者の惨状は残されたままだ。一人ひとりの必要をわかり、それに対応できるような組織はないものだろうか。

などと、救援物資を自分の家のなかから探し、集めながら考えていた。今日出したのは、オーバーコート2枚、ムートンのコート1枚(ずいぶん昔、エルサレムで購入:コートとして使わなくても座布団かわりにしても暖かい)、毛皮のロングコート1枚(これはバルセロナで50年前100ドルで買ったもので、そのあとパリの安宿で、布団がわりに重宝した)、つれあいのセーターやジャケット、冬用に買っていたズボン下(男性用なら股引というか)数枚、バスタオル、書くには細かすぎるもの、たくさんである。

これら雑多なものを集めるのはいいが、それを分類するのが一仕事だ。エマウスのような組織を、各所にたちあげ、そこに救援物資を集め、被災者あるいは避難場所の代表者などが、そこに必要なものを取りに行く。もちろん全てそろわないかもしれない。でも個人化したものを、必要な時期に得られるのではないかと思うのだ。そこにボランチアを配置すれば、できないことではないように思うのだが。

何ができるか、それを考えて、昨晩はあまりよく眠れなかった。どなたか妙案のあるかた、教えてください

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