救援のあり方

一昨日、つれあいとともに村役場へ行った。東北関東大震災義捐金を村で集めるというので、つれあいは役場で寄付をした。私は別に郵便局で、郵便振替で行った。

また村役場では、物品も集めているというので、新品の毛布、シーツ、タオル、ホテルなどで集めた使い捨て歯ブラシなど、日帰り入浴などでもらった未使用のタオルなどを持参した。そのほか、この冬用に買ったものの、まだ使っていないパジャマ、ガウンなども持参してみた。

衣類など、肌に直接ふれるものは新品でも受け取れないということだった。公的な機関が集めるのは、ファースト・ニーズで、ニッチなものは扱わないのだ。

阪神・淡路大震災の時、衣類などは、汚い古着などを持ってこられ、ごみとして処分せざるを得ないケースが多かったとか。

しかし、着の身着のまま逃げ、何もかも失ったひとたちは、古着でも、清潔なものなら、受け取りたいという気持ちだろう。ただ、着るものについて、サイズや嗜好もあることだし、取り合いになりかねないので、と話もあった。

いずれにせよ、村役場では受け取れないと言われた品は持ち帰った。しかし、何か納得がいかない。自宅には、オーヴァーコート、ジャケット、ウールのセーターなど暖かい衣服や、冬用の下着、ブーツ、などもある。ただ、数は少ない。でもこういったものが役に立つところがあるのではないか?と思っていた。

友人がそういうネットワークをもっていた。福島県の被災地に、彼女の関係するなにかがあり、そこで、なんでもいいから送ってほしいといっているそうだ。何もかも流されて、ゼロからスタートするから、生活物資ならなんでもいいということだ。

我が家の棚卸をしよう。去年の海外旅行の飛行機のなかで、退屈しのぎにもらったトランプも子供用に、化粧品の試供品もいいかも、私はLサイズだけど、頂き物でMサイズだから使わなかったものもあるし、と書くと、在庫処分をしているようだ。まさしくそうかもしれない。

でも死蔵している物品が、もしひとさまの役に立つとすれば、とてもうれしい。お金を寄付しても、それは大きな団体に対してしていれば、どこへどう配られるかわからないが、こうした物品は、特定の組織・団体あてであれば、体温を感じ合うことができそうだ。

救援の手が、早く、厚く、細かく、行きわたってほしいものである。

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