待降節

今日は日曜日、待降節第一主日にあたる。今日からキリスト教の典礼暦では新年だ。我々日本人は1月1日をもって、新年、新春というけれど、11月末に新年がスタートといわれても、ぴんとこない。大人になってのクリスチャンだから仕方ないのか、よくわからない。

今日からクリスマスのデコレーションを始める。教会から帰って、さっそく飾り付けを始めた。入り口に大きなもみの木があり、これにイルミネーションをすると豪華なのだが、外に飾ってどうする、誰も見ないのに、とつれあいは反対する。

だから家の中だけ。ツリーはしない。メインは南仏のサントン人形で構成するクレーシュ(キリストが生まれたという馬小屋)の再現だ。生まれたばかりのベイビーキリスト、マリア様にヨゼフ様、これだけあれば成立だけど、他に東方の3博士、それに村の人々、羊やヤギといった動物たち、これをサイドテーブルの上におく。

入り口のドアにはリースを飾るが、これは30年くらい前に母が作って送ってくれたもの。日本のお正月の飾り物は、毎年新しいものにするが、クリスマスの飾りはどうなのだろう。私は毎年同じものを使っている。とくにこの母のリースは古くなったものの、捨てられない。

そのほか、キャンドルやサンタの人形などを適当においていく。今年のニューフェースは、姉が作ってくれたステンドグラスの教会。明かりが入っている。それを窓際で点灯しておくと、窓ガラスに赤いステンドグラスが写って、ファンタジーの世界になる。

しかし山の中の一軒家(ご近所はみな引き揚げた)、クリスマスを迎えるという華やぎもなにもない。雪が降って、ホワイトクリスマスともなれば、ロンリークリスマスだ。

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