旧友に会う

昨日、旧友に会いました。どのくらい旧かといえば、30年以上前の友人です。職場の友でした。セクションは違いましたが、ともに新入社員、部屋が近く、ともに庭に面したオフィスでした。朝の出社時以外は、庭から出入りしおり、私の部屋が一番奥にあって、仕事に疲れて庭をみると、その友が出入りしている場面をよく目にしました。彼女もみられているというのを感じるのか、合図や会釈を送ってくれました。

彼女は1年満たないうちにやめ、フランスへ行ってしまいました。たったそれだけのお付き合いでしたが、その後、彼女が住む南仏、仕事で赴任した香港へも会いにいきました。でもその辺でクリスマスカードの交換も途絶え、どこにいるのやら、と気になりながら、去る者日々に疎しになったのでした。

こんな友達をフランス語ではどう表現したらいいのでしょうか。Amie, copine, camarade, collegue, この中で私の気分ではcopineです。職場の友というより、学友みたいな感じです。私は別の場所で数年の職場経験がありましたが、彼女は新卒、学生気分が残っていました。二人とも安い給料で貧しく、昼ごはんを分け合ったりしたこともあります。

途絶えた交流が再開したのは、私が仕事を辞めたあと、彼女が日本に一時帰国をし、元の職場を訪ね、住所を置いていってくれたことがきっかけでした。
また私の新しい住所や電話番号を調べ、ワシントンから電話をかけてきてくれたこともありました。


旧友と会うと、ほんとうになつかしい、ほのぼのとした気持ちになります。一挙に30年時間はもどります。でもたった数時間で再会は時間切れになりました。
次回は1年後になるのでしょうか。楽しみです。「友遠方より来る、また楽しからずや」


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