-| 2010年10月 |2010年11月 ブログトップ
前の10件 | -

冬はきたり(3)

今日は10月の最終日曜日。31日とはほんとうに最後の日になったものだ。フランスでは今日から冬時間になる。3月末(最終日曜日)から10月の最終日曜日までが夏時間。1976年から始まったものだ。当時、エネルギーショックがあり、省エネを目的として実行されている。
 夏時間の間は、なんとなく朝は暗いけれど、日暮が遅いようで、そんなに寂しさを感じないが、冬時間になると、朝はたとえ1時間遅くなっても起きる時間はまだ暗く、日暮は早い。
 夏の間、昼間の時間の長いことを享受したあと、今度は夜の時間をどう楽しむかという季節になる。

 フランス人はとてもすんなり夏時間の導入を受け入れた。そしてそれを楽しんでいる。ほとんどの労働者が定時に帰宅できるフランスでは、夏の間、夕方6時くらいから子供とゆっくり屋外でスポーツもできる夏時間を喜んでいる。
 私は1時間とはいえ、なにか変更することに違和感があったけれど、体自体はすぐに慣れたことを覚えている。

 でも冬の日暮の早いこと、そして朝は8時でもまだ暗い。そして日中もあまりお天気がよくない。そんなフランスの冬に、憂鬱で、気分がふさいだものだ。日本のからっと晴れた冬空を思い出していた。

 冬時間になって、フランスも冬モードに変換だ。

冬はきたり(2)

今日は1日雨でした。でも台風の影響ですから、雪に変わる心配はありません。でも太陽がでないというのは、こんなに寒々しているのですね。

雨が降ると、紅葉もとたんに落葉していきます。まだ色鮮やかな落ち葉の上に降る雨、無情です。

数日前のF2のニュースで、フランスでは年金制度改正法が両院を通過したと報道していました。やむをえないでしょうね。現在の平均寿命をみれば、退職後の年金確保には、それなりの負担を覚悟しなければならないと思います。フランスの労働者はちょっと甘えすぎでは?というのが私の感想です。

そういえば、昨日、八ッ場ダムのコースを走りました。シンボルとして扱われた橋はもう完成していますが、通行はしていません。とても高いところにあります。これはダムではなく、ダムができた時、水没する国道の一部なのです。いつこの橋の上を通ることになるのか、ダムができず、ただ国道として走る場合、高所恐怖症の私は、ちょっとびびってしまいます。でも他に道はないでしょうし。。。

今日の雨は、浅間や白根では雪だったでしょうか。明日みてご報告します。

冬はきたり

今朝のお天気のいいこと!真っ青の空、白い薄いうろこ雲、山々がくっきり、紅葉らしく赤みがかっている。

ドライブには最高の条件の日なのに、山にいかず、かえって都会に行こうとしている。いつも暇なのに、今日は勉強会があるのだ。怠け者だからパスすることも考えたが、勉強会のテーマを出したのは私。さぼるわけにはいかない。

途中のきれいなこと。あぶない、前方不注意になってしまう。木々の種類なんて見分けられない。帰りに、と思ったが、夕暮れの早い秋、もう真っ暗だ。また明日と思うが、明日は台風がらみの雨の予報だ。

なかなか深山紅葉をみにいく日はできない。

冬きたりなば(3)

冬きたりなば、はまだ仮定の表現だが、実際、昨日、今日の気温からいえば冬は来たりだ。
南の浅間山、北側の白根、しっかり雪化粧していた。まだ10月というのに、草津志賀道路は閉鎖された(一時的なものだろうが)。

山に3度雪がふれば、里にも雪というが、昨日はみぞれだったし、この気温の低さからいっても、いつ積雪となっても不思議はない。でも安心、タイヤは冬用に変えた。

あとは気持ちを一挙に冬モードにすることだ。これがなかなか難しい。今朝も新聞をとりにいくのに、屋内と同じ服装のまま外にでてしまった。車の運転も手袋をしないと、ハンドルもなにもかもが冷え切っている。

我が家に集まる野鳥たち(五十雀、四十雀、山雀、十二雀)にも、寒いからそんなにベランダにでないからね、と予告する。とくにヤマガラのうち、手から餌を食べる数匹には言い聞かせなければならない。しかし、朝、雨戸をあけるのを待ちかねて、外でホバリングして待っている様子をみると、いじらしくなり、何度も外にでることになる。
人の訪れの少ない冬には貴重な友人となる鳥たち、餌だけが彼らを引き付けることができるものだ。けちらないでいこう。


冬きたりなば(2)

今日の寒さはなんでしょう。朝8時ごろからみぞれ、それも雪片がはっきりみえています。
これをみると、もうタイヤは変えなきゃ!!です。早速タイヤ屋さんにいきました。行列しているかしらと思ったのですが、先客は1人だけ。さっさとすませてくれました。

 タイヤ屋さんから帰る時には、もうみぞれは上がり、青空になっていました。ちょっと先走ったかしらね、とつれあいと言いながら、en cas de possibiliteだからな、と二人で納得しあったり。
 暖房をきって出かけた家は、たった2時間の留守だったのに、冷え切っています。寒い、寒いと早速暖房のスイッチをいれました。太陽の光も、さんさんと降り注いでいるのに、空気は冷え切ったままです。でも太陽にさそわれて、部屋干ししていた洗濯物をベランダにだしました。

 朝の最低気温は1度、そろそろ凍結防止もしておいたほうがいいのかも。この寒さで紅葉はいよいよ冴え冴えとなってきました。紅葉狩りにいらっしゃるなら、早くね。

冬きたりなば

「冬きたりなば」と書けば、「春遠からじ」と結ぶ。今日は木枯らし1号が吹きあれ、峠道は凍結のため、閉鎖という道路案内板がでていた。
 とうとう冬の到来か!暖房がきかない。きかないわけではない。気温が低くなりすぎて、なかなか暖まらないのだ。足元からしんしんと冷えてくる。
 長い冬の間、毎朝、積雪がないか、道路が凍結してはしないか、それを心配する。
 
 まだ吾妻渓谷の紅葉もしていないのに、冬がきたなんて、気が早すぎる。軽井沢の楓の紅葉もすてきだが、いろんな広葉樹が微妙な色の違いをみせながら、自己主張をした紅葉もなかなか捨てがたい。それにマスでみると、枯れたのもなにか味わいになる。
 これまでの日々は日記に最高気温を書いていたけれど、これからは最低をかくことになるだろう。
 
 明日はタイヤを冬用に変えるか、すっかり冬気分にさせられた今日の木枯らしです。
 

秋たけなわ(7)

つい先日紅葉が始まったと思ったのに、もう落葉のほうが先行し始めた。毎日の落ち葉はきが大変。今朝のように雨のあとだと、ぬれ落ち葉になって、箒ではこうとしてもこびりついている。つれあいにこの状態を話せば、いやな顔をするに違いない。自分のことを話していると誤解するのは必定だ。
 困りもののカラマツも散り始めた。洗濯物にからみついている。カラマツの細い葉とカメムシ、これがついていないかを注意深くチェックして取り込む必要がある。
 こうして間違いなく季節は進んでいく。秋はロマンチックだけれど、このような現実もある。でも四季のあるありがたさ、アフリカの赤道直下に近いところに住んでいたときは、雨季と乾季の区別はあるものの、ほとんど気候はかわらず、「秋の日暮はつるべおとし」といった表現は必要ない、毎日日の出、日の入りの時間が変わらない。
 春夏秋冬、四季があって当たり前と思っていた人生に、2つの季節しかない地域もあることを知った。その時以来、冬の寒さも貴重に思えるようになったのだ。
 その冬も間近、予報では明日、群馬北部に雪が降るかもという。秋たけなわは今日で終わりだ。

秋たけなわ(6)

プロヴァンスのアジャンダ2010年も残り2カ月余になりました。10月最後の週のページには、Collobrieresという村での栗祭りの話です。コロブリエールは人口1135人というのですから、市町村の区別のないフランスでも、村と呼んだほうがよさそうです。
 郵便番号が83610ですから、ヴァール県にあります。トゥーロンに近いようです。ローマ時代からこの地にシャテニエが植えられていたようです。この地域の栗の木には特大の栗の実がなり、その大きさゆえにマロン・グラッセに最適なのです。
 皮をむかれてマロン・グラッセにかわるまでに20日間はかかるそうです。栗の実の真ん中に、一滴のシロップがしみている、そんなやわらかで甘いマロン・グラッセ、食べたいですね。
 この村では10月の最後の3回の日曜にこの栗祭り(Fete de la Chataigne)が行われるということです。
 そんなことは知らなかった。プロヴァンスに住んでいたとき、お祭りときけば、訪ねてまわっていたのに。
 どなたか、これからプロヴァンスへいらっしゃる方は、ぜひコロブリエールのお祭りに行ってみてください。
 

秋たけなわ(5)

今日は本当に秋晴れのいい日でした。山々がくっきりみえて、さあ、紅葉狩りにでかけよう、そして万座の日本で一番高い露天風呂にはいりましょう、どんなに気持ちのいい一日になるかしら、と期待していたら、つれあいが「今日は畑の片づけをするぞ」とのたまいました。

家から2キロほど離れたところに、100坪くらいの土地を借りて、自家消費の野菜を作っているのです。ところが地主さんのご都合で、来年は借りられないことになりました。トウモロコシや大根などに使ったマルチをはがしたり、イノシシよけのロープをとるのかな、と思っていたら、草取りもするというのです。

10月末に最後と思っていったきり、その後は畑に足をふみいれていませんでした。まあ、思い切り雑草が茂っていました。たちまち草の山ができました。いつもだと、トラクターで一挙に掘り返してもらうのですが、今年は最後だから、じぶんたちの手できれいにして、というのです。

自産自消のために、野菜を作って3年、高冷地にあった野菜を主にトウモロコシ、ジャガイモ、幅広インゲン、キュウリ、ズッキーニ、かぼちゃ、大根、カブなどを作りました。今年は異常気象ではありましたが、どうにか満足のいく収穫でした。

もうおしまいかと思っていたのに、ズッキーニが小さいながら、たくさん黄色の実をつけています。かぼちゃも数個、けっこうな大きさのものができ、また小さいものも7個ほどあります。今日の労働のご褒美ねと、いくつか収穫しました。

 自分で野菜を作ってみて、こちらの思うように育ってくれないもどかしさを幾度となく感じました。ゆっくりでいいのよ、といっても、一挙にたくさんなってしまうキュウリ、インゲン、ズッキーニ。ご近所に配り、顔から体全部が緑に変わるかもと思うほど、たくさん食べてもまだ残っている。どう処理しようかと悩んだ夏がうそのよう。

 作った人の顔がわかるというので、友人には大好評の我が家の野菜、それなりの苦労の果てというのはわかってもらえているだろうか。無農薬、有機肥料でやるには、膨大な労力を必要とする。今年の暑さにとうとうつれあいは体調をこわした。

 草をたんねんに抜きながら、さて来年はどうしようと考えている。秋の日暮は早い。冷えてきた。もう今日はこれまで。

秋たけなわ(4)

熊が各地で出没しているニュースが報道されています。私が住んでいるところにも、よく熊が出たという話を聞きます。村の放送で、どこそこの地区に熊が出ました、ご注意くださいと聞くと、散歩のときに鈴をつけるのを忘れないようにしなければ、と思います。
 散歩道には、ドングリがたくさん落ちています。「熊さんの餌がこんなに落ちているから、教えなきゃ」と言いつつ、こんな近くに出没されては、とても落ち着いて生活できないわね、と警戒もしてしまいます。

熊だけではありません。イノシシもでます。これは確かに我が家の周辺にでています。ミミズを探したのか、道の端っこが盛り上がっています。ユリの球根も好物らしく、丹精していたいくつものユリがやられました。それでいて、水仙や野生のユリの球根は食べないらしく、掘っただけでおしまいです。

我が家はおそらく、以前は彼らの領域だったのでしょう。だから、先住の権利を主張しているのかもしれません。でもやっぱり共存はできません。テレビで、熊に遭遇したら、あわてず、後ろずさりで逃げましょうというけど、そんな悠長なことはできません。彼らもできると思っているのでしょうか。

幸いなことにまだ遭遇しないけど、もし遭遇したら、どうしましょう。
 
前の10件 | -
-|2010年10月 |2010年11月 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。