冬はきたり(3)

今日は10月の最終日曜日。31日とはほんとうに最後の日になったものだ。フランスでは今日から冬時間になる。3月末(最終日曜日)から10月の最終日曜日までが夏時間。1976年から始まったものだ。当時、エネルギーショックがあり、省エネを目的として実行されている。
 夏時間の間は、なんとなく朝は暗いけれど、日暮が遅いようで、そんなに寂しさを感じないが、冬時間になると、朝はたとえ1時間遅くなっても起きる時間はまだ暗く、日暮は早い。
 夏の間、昼間の時間の長いことを享受したあと、今度は夜の時間をどう楽しむかという季節になる。

 フランス人はとてもすんなり夏時間の導入を受け入れた。そしてそれを楽しんでいる。ほとんどの労働者が定時に帰宅できるフランスでは、夏の間、夕方6時くらいから子供とゆっくり屋外でスポーツもできる夏時間を喜んでいる。
 私は1時間とはいえ、なにか変更することに違和感があったけれど、体自体はすぐに慣れたことを覚えている。

 でも冬の日暮の早いこと、そして朝は8時でもまだ暗い。そして日中もあまりお天気がよくない。そんなフランスの冬に、憂鬱で、気分がふさいだものだ。日本のからっと晴れた冬空を思い出していた。

 冬時間になって、フランスも冬モードに変換だ。

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