秋たけなわ(7)

つい先日紅葉が始まったと思ったのに、もう落葉のほうが先行し始めた。毎日の落ち葉はきが大変。今朝のように雨のあとだと、ぬれ落ち葉になって、箒ではこうとしてもこびりついている。つれあいにこの状態を話せば、いやな顔をするに違いない。自分のことを話していると誤解するのは必定だ。
 困りもののカラマツも散り始めた。洗濯物にからみついている。カラマツの細い葉とカメムシ、これがついていないかを注意深くチェックして取り込む必要がある。
 こうして間違いなく季節は進んでいく。秋はロマンチックだけれど、このような現実もある。でも四季のあるありがたさ、アフリカの赤道直下に近いところに住んでいたときは、雨季と乾季の区別はあるものの、ほとんど気候はかわらず、「秋の日暮はつるべおとし」といった表現は必要ない、毎日日の出、日の入りの時間が変わらない。
 春夏秋冬、四季があって当たり前と思っていた人生に、2つの季節しかない地域もあることを知った。その時以来、冬の寒さも貴重に思えるようになったのだ。
 その冬も間近、予報では明日、群馬北部に雪が降るかもという。秋たけなわは今日で終わりだ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

秋たけなわ(6)冬きたりなば ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。