野鳥たち

ベランダにひまわりの種をおいている。我が家を訪れる野鳥たちのためだ。コガラ、シジュウガラ、ゴジュウガラ、ヤマガラはひっきりなしに餌をつつく。これらの鳥は餌をくわえると、飛び去って、近くの木にとまり、ひまわりの種を割って食べている。ときどき、イカルがくることもある。そうすると、その場で種を割り、殻を残して食べ荒らしていく。イカルがいる間は小さな鳥たちは近寄らない。

これらの鳥の保護者を任じて、毎日、餌やりに余念がない。このごろ、ヤマガラが手乗りになって、手から餌を食べるようになった。そうなるとかわゆくてならない。ただ、個別化はまだできていない。

野鳥のバードウォッチングといえば、南仏のカマルグがあげられる。大好きな観光地サント・マリー・ド・ラ・メールへいく途中にある。カマルグは1000ヘクタールにも及ぶ沼地で、250種以上の鳥類が生息しているそうだ。もっとも目立つのはピンクの色がきれいなフラミンゴだ。
 渡り鳥というが、なんだかいつもいるように思える。サント・マリーへのアクセスが2つあるうちの、沼地の中を通る道を選ぶと、すぐそこにフラミンゴがいる。というのは錯覚で、写真にとろうとすると、小さな点にしかならない。もっと近くでみるには沼の中まではいっていく必要がある。4WDで荒れた道路に乗り入れるか、カマルグの白い馬に乗って泥のはねを気にせず沼にはいっていく必要がある。

 ケニヤでフラミンゴが密集しているという湖に行ったことがある。数万羽がたむろしているというので、期待していったのだが、案内人の話によると、もう一つの湖に避暑にいったとかで、数千羽しかいなかった。それでも満足したのだが。

 小学校で耳にする歌で、「自由に空が飛べる羽がほしい」(正確に思い出せない)という歌詞があるが、鳥には鳥の悩みがあるのだろうな、と空の餌台をむなしくつつく様をみつつ思う。

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