風立ちぬ

今朝から強風が吹き荒れました。雨戸をあけると、窓の外は枯葉が舞っています。カラマツの葉は、まるで金の針のようです。
昨日の白菜や大根に念のため新聞紙をカバーでかけておきました。そうしないと、白菜の中にカラマツが入り込んで、食べるときに口の中で不快感を覚えるのです。でもカバーの新聞紙がめくれあがって、あっちをとめれば、こっちがめくれると、一騒動でした。あんまりきっちりすると、太陽や空気を十分に吸い込んでくれませんから。

ここは白根降ろしとか浅間降ろしといった表現はききません。かえって前橋あたりのほうが、赤城おろしで風は強いようです。上州の空っ風は上州生まれではない私には、なじみがないだけ、あまり好ましいものではありません。

風といえば、南仏ではミストラルという強風が吹きます。1年を通じて、北(シベリア)方面から吹いてくる風をいうそうですが、方向からいっても、夏であれば涼しくなるし、冬は寒さが厳しいです。いったん吹き始めると、3日、6日、9日続くといわれています。
今年の5月、マルセイユに行ったとき、ミストラルが吹き荒れていました。楽しみにしていたカシの断崖への道は、ミストラルのため閉鎖。がっかりでした。

フランスでは風力の単位が秒速ではなく、時速で表現します。台風の時、我々は秒速30メートル、すごい!!と思いますが、フランスでは時速150キロメートルというわけです。

アフリカからの熱風はシロッコと呼ばれます。昔、フォルクスワーゲンにシロッコという車がありました。今もあるのでしょうか。シロッコを持っているかっこいい友人、「シロッコの君」と呼んでいましたが、今いずこ。

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