わが家の豚汁

今日、久しぶりに豚汁を作った。具は豚(細切れ)はもちろんだが、最重要の具は、サトイモである。わが家は夏の間、畑をしていて、ジャガイモを作っている。したがって、ジャガイモ消費のため、豚汁もジャガイモを使っていたのだが、これでは味が違う。

実家では必ずサトイモだった。だからどうしてもサトイモがはいっていないと、豚が入っていても豚汁とは思えない。久しぶりにサトイモを買ってきた。他の具は、冷蔵庫にはいっているものをいろいろいれる。今回は、大根、ニンジン、生シイタケ、牛蒡だ。

猫めしといって、お行儀が悪いと言われるが、とろとろにやわらかくなったサトイモをつぶし、お汁自体をどろどろにして、その中に白いご飯をいれて食べるのが大好きだ。最高のごちそうだと思う。今日はたまたま、帰宅が遅くなるので、豚汁は出かける前に、お味噌をいれるだけにしておき、メインはウナギにしたので、白いご飯ではなくなった。猫めしはあきらめたが、サトイモがやわらかく、おいしいこと、疲れがふきとんだ。

つれあいもおいしいねと言って、食べてくれたが、彼にとって、豚汁はなにが必要か、聞いたこともない。私の味を押しつけだ。
一つ、彼の家の作り方を踏襲しているのは、きんぴらだ。わが実家では、牛蒡のきんぴらは、牛蒡だけだったのだが、東京に出てきて、ニンジンを加えるやり方もあると知った。つれあいはニンジンこみのやり方が、真のきんぴらだという。

たまには妥協も必要だから、今では、きんぴらにニンジンをいれているが、実家に帰ったとき、牛蒡だけのきんぴらを食べて、やっぱりこれがきんぴらだわ、と思ったものだ。
レシピーなどと言われるこのごろのお料理だが、私は母のお料理を作れない。母はレシピーなど作っていないし、教えてもらったこともない。
それなのに、味はしっかり残っているらしい。実家に帰って、今では兄嫁が作ってくれるが、これは兄嫁の味である。
ところが、姉たちの料理を食べると、それがしっかり母の味、つまり私と同じ味(微妙には違うけれど)なのだ。

母の料理で、どうしてももう一度食べたいのは、カマス寿司である。カマスを開いて、塩をし、そのあと酢にどのくらい漬けていたのだろう。それに酢飯をつめる。千切りのショウガをカマスと寿司めしの間に散らしている。
本当においしかった。秋の運動会の定番料理だった。

姉に作ってよと頼むと、「あんたがやりなさい」とつれない返事だ。いつかやりたいけれど。。。。
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