秋たけなわ(2)

散歩の途中で拾った山栗をゆで、大きなものは皮をむき、小さいものは半分に割って、スプーンで中身をすくっていました。これで茶きん絞りを作りました。ちょっとだけ砂糖を加えています。ほんのり甘い、新栗の香りが高い和菓子ができました。

フランスでは自宅の暖炉で焼いた焼き栗もおいしかったですが、パリなどでは、街角でマロン・ショーが売っています。焼きたての栗を買い、ポケットにいれて、その熱でかじかんだ手を温めたものでした。パリにいたときは学生、貧乏でぐらしで、このマロン・ショーの温かさにほっとしたものです。

栗といえばマロンと思います。マロンのなる木はマロニエ、パリの街路樹にとても多いので、秋になると、マロンがころころと落ちています。落ちたての実は茶色が光っていて、とてもきれいです。最初は食べられるものと思い、たくさん集めたものでした。それにしても、他に拾う人がいないのはどうして?と思ったものでした。
このマロンは食べられないと、ゆでてみてわかりました。食用マロンとして売っているのは、シャテーニュ(chataigne)というのでした。


新栗がでると、新マロングラッセが売り出されます。フランスでもマロングラッセはお高いのですが、秋の楽しみでした。

食べたくなりました。終わり
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