マニフェストの扱い方

マニフェストとは何ぞや、選挙公約とは違うのか、3年前の話では、全く違うということだった。公約は選挙用のアドバルーンであり、なんら守る必要のないもの。かたやマニフェストは、実現可能な事項を扱っており、あるいは実現の手段にまで言及してある、というようなことだった、と記憶している。

何が実現したのやら、民主党のホームページものぞかないし、メディアの報道でもあまり知るすべはない。

フランスでは、この6月の国民議会選挙で発足した内閣が、早速新しい政策を打ち出しているようだ。その一つにmariage pour tousがある。これは同性の結婚を認めるというものだ。来年、実現するらしい。それに関連して、同性のカップルが養子縁組をする、つまり子どもをもつことも認めるそうだ。

そんな中で、サルコジの経済政策のなかにあった増税に反対していたはずなのに、TVA(フランスの消費税)が19,5%から20,5%に1%アップさせるというニュースもあった。さりげない報道ではあったが。

民主党のマニフェストを知らずして、物をいうのもなんだが、たとえば、夫婦別姓や、ハーグ条約など、金銭とは関係のない法律などを通して、それを強力に宣伝すればいいのに、と戦略的方法のなさを感じる。どんな事情があったか知らないが、八ツ場ダムにせよ、建設を止めると決めたのなら、断固止めれば、それはそれでメッセージとなったのに、2転3転、今、どんな状態にあるのかわからない。

消費税はもちろん国民生活に重大な影響を与えるから、議論をすることは大切だが、税そのものの議論より、賛成・反対の人たちの動静に焦点が当てられすぎている。

今日のガソリン代は、1リットル128円だった。たしか、ガソリン関係の税金も廃止のはずだったし、高速道路も無料化になるはずだったのに、と守られなかった部分を、誰のせいと、まだ責任を問えずにいるのがもどかしい。選挙でもあれば、ものみせてくれるものを!!!

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