成田達輝君、がんばれ

5月26日、ベルギーのブリュッセルでエリザベート王妃国際音楽コンクール(バイオリン部門)の最終選考会が行われた。そこで成田君が2位にはいったのだ。

成田君はそれ以前にも、フランスのロン・ティボーコンクールでも2位になり、そのギャラコンサートなどで、華やかなデビューをとげている。

成田君を初めて見た(演奏を聴いた)のは、3年前の12月、群馬日仏協会の発足式典であった。彼は無伴奏で数曲演奏した。ただの会員として参加し、どんないきさつで、彼が演奏することになったのかも、彼がどんな経歴の人なのかも知らなかった。けれども音の素晴らしさには感動した。

たまたま、会が終わって駐車場へまわったとき、彼と彼のご両親が一緒のところに出会った。これからフランス留学だという。留学先は、エコール・ノルマルではなく、コンセルバトワールなのだとか。そこだと、演奏技術もだが、フランス語がある程度できないと、入学が許可されないのだとか。不安です、と正直だ。

そんな初々しい青年が、大きな国際コンクールで、2度も2位という素晴らしい成果をあげている。外国での生活、ストレスも多いことだろうが、そんな困難も克服しての成果、あっぱれ極まりない。

コンクールでは、予選でいろんなジャンルの曲を弾いてのことらしいが、彼自身は現代音楽に興味があるらしい。私たちは現代音楽に弱いので、あれあれと思っているのだが、それでもがんばれ、がんばれとつれあいとともに応援している。

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