結婚記念日

GW期間中は、いろんな人の結婚記念日がある。4月29日は、ご近所のご夫妻の結婚記念日だった。結婚された当時は、昭和だから、天皇誕生日に結婚したことになる。
5月3日の憲法記念日は、姉の結婚記念日になる。5月4日は友人の結婚記念日である。この日が休日法が制定され、祝日にはさまれた日は休日になる、と決まってからの結婚だった。

さて、わたしたちの結婚記念日というのは、と考えると、はっきりした日がない。結婚した当時、つれあいは外国に住んでいた。つれあいの戸籍に入り、配偶者としてのパスポートを発行してもらうため、入籍を先に、私一人で東京で行った。あらかじめ、つれあいが記入した書類(証人の記載もある)が届いて、それを区役所に持参した。

実体がないのに、戸籍ができると、結婚は成立する。つれあいのもとには、祝電がきたらしい。結局、その後、つれあいが帰国し、任地へ戻るとき、私が同行する形で、結婚生活はスタートした。
結局、宗教的な儀式はなく、披露宴などもしなかったので、これがという結婚記念日がない。私にとっては、区役所に届けた日が記憶に残っているが、つれあいは一緒にいったわけではないので、あまり印象にないようだ。

だから結婚記念日のお祝いができないでいる。いつの間にか、その日は過ぎ去ってしまう。結婚10周年のプレゼントもなければ、お祝いの食事もない。バラの花束も届かない。記念日好きの私としては物足りないこと限りない。

つれあいは、結婚生活がきちんと続いていることが大事であって、記念日なんて無用だと言う。そうかもしれないが、と反論していると、4月29日結婚のご夫婦、わが家もなにもないわよ、と45年の記念日を、桜祭りで売っていたおこわがごちそうだったと、あっさりしていた。そんなものなのだろうか。

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