無知の知

今回、初めて「無知の知」なる言葉を知った。無知の極みかもしれない。手持ちの電子辞書でみると、広辞苑なのだが、「自分の無知を自覚することが真の知にいたる出発点であるという、ソクラテスの認識的自己反省。」なのだそうだ。

ソクラテスまで戻るのかと初めて知った。浅学の身、ソクラテスについては、悪妻の存在くらいしか知らない。しかし、「無知の知」ということばが、野田総理から、田中防衛大臣の言動について、出されたものとなると、ソクラテスの認識的自己反省と一致するものか、疑問である。

大臣たるもの、自分の無知を自覚したら、さっさと辞任してほしい。自分の無知を自覚して、それを出発点にされるほど、政治に余裕はない。ましてや、防衛大臣職なのである。もしかしたら、一瞬の判断が求められるかもしれないのに、そこで自分の無知を自覚されていたら、日本は滅亡する。

大臣には、はったりでもいい、もっと知恵と判断力のありそうな人が望ましい。田中大臣を拝見していると、委員会での質問は、質問書が先に出されているはずなのに、ご理解されていない様子がありありだ。申し訳ないが、認知症の気配すらみえる。

野田首相も、「無知の知」と、そんなに悠長なことを言っていられるのだろうか。実際はうんざりしているのだろう。
こういった閣僚の存在で、いよいよ信を失っていることを、認識なさらないのだろうか。

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