復活祭

4月8日、つれあいはお釈迦様の誕生日だと言ったが、クリスチャンの私にとっては、今年はご復活祭にあたる。キリストのご復活については、疑問もあるのだが、この日、ごミサに与らないと、1年が始まらない。洗礼を受ける前は、クリスマス信者だったが、洗礼を受けてからというもの、復活祭・クリスマスだけ教会に来るという信者が多いことに気付いた。

洗礼を受けて15年になる。南仏にいたときのことだった。復活祭の前日、夜のミサのときに受洗した。フランス語で教義を学んだので、ほとんど理解したとはいえない。これが日本語でも理解できたかな?と思っている。

ごミサでの歌は、復活祭の日はほとんどラテン語になる。キリエとかパックス・ドミニ(主の平安)、アニュス・デイ(神の子羊)、日頃は聞かないことばが続く。ラテン語ではちんぷんかんぷんだが、キリスト教においては、世界共通語でもある。
ある年、フランス人の団体が春に訪日した。京都でご復活祭のごミサに与るという。言葉のことを心配したが、半分はラテン語だからわかるのだそうだ。

全能の神よ、あなたは、きょう御ひとり子によって死を打ち砕き、永遠のいのちの門を開いてくださいました。主イエスの復活を記念し、この神秘にあずかるわたしたちを、あなたの霊によって新たにし、永遠の命に復活させてください、とお祈りするのだが、ぴんとこない。

ぴんとこなくても、ごミサに与って、安心している。きっと救われるのだろう。

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