危機一髪

2月11日、夕方のニュースをみていると、東北地方の仮設住宅で、水道管に巻かれた保温のための素材から発火したという報道があった。
なぜ発火したのかはまだわからないようだったが、焦げ臭いにおいに住人が気が付き、大事にいたらなかったようだ。
もし、留守の時だったら、火事にまでなっていたかもしれない。

わが家も今日は危機一髪だった。暖かい日差しに誘われて、散歩に出かけた。約40分ほどで3キロを歩いて帰宅したところ、なにか焦げ臭い。台所ではなにも煮炊きをしていないし、火の気はなにもないはずだ。それでも焦げ臭いのは事実だ。

なんと、窓際においた水晶の玉の下の敷物が焦げている。あわてて水晶をはずし、敷物をみると、煙がでている。もう少しで燃えるところだったようだ。敷物の下の敷き台も焦げている。
いつもは、鉢植えの陰においているから、太陽があたっても、水晶まで届かない。しかし、今日は暖かい日差しに、鉢植えを全部外に出し、日光浴をさせていた。そのため水晶に直接、日差しがあたり、焦点があって、発熱していたのだ。

もう少し遅く帰ってきたら、発火していたかもしれない。ぞっとした。よく、何気なくおいたメガネや虫めがねなどに太陽があたり、火事の原因になるというが、まさか、まさかであった。水晶はすぐに、室内の奥深く、陽の当らない床の間に位置を変えた。

油断もいいところだ。理科に弱いからなんて、言い訳は通じない。年をとって、用心ができなくなるから、と、火を使うことを避け、台所も電化したし、薪ストーブの導入もあきらめたのだが、どこかに隙があるのだ。

つれあいとともに、もう一度、総点検をしようと言っている。地震対策もしていないし、油断だらけの現在だ。

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