ウォーム・ビズ田舎版

イランからの石油の禁輸や、これ以上の経済封鎖を続けるとホルムズ海峡を封鎖するというイランの脅かしに、すっかり不安になっている。
アメリカは自国で石油を生産しているし、ヨーロッパはリビアの石油を、ホルムズ海峡を通ることなく入手できる。

すっかり石油頼りのわが家の暖房、メインは灯油、それに電気を使う暖房機器ばかりだ。友人は「昔のやりかたに戻ったら」と言うが、炭や練炭に戻る気はない。高校生くらいまで、こたつは練炭、それに手あぶりとして、火鉢に炭をいれていた。今それで、どれだけ暖かくなるだろう。一酸化炭素中毒を起こすほど、密閉された家屋ではないが、それだけに手元だけの暖房では効果がない。

小学生のころ、重ね着をしていたことは覚えている。だいたい6枚は着こんでいた。千葉に住む姉は、もっぱら着こんで寒さをしのいでいるという。そして着物が暖かいわよ、と言っている。私も格好などかまわず、ズボン下(女性用もそう呼ぶのだろうか)、ソックスは2枚(1枚は綿、上にパイル地の厚手)、セーターの上に、カウチンのチョッキを着込む。しかし、昔と違って、あまり着こむと、肩が凝ってくる。肩こりがおきると、頭痛もおきる。
だからあまり厚着をするわけにもいかない。

暑い季節ならしのげる、脱いでいけばいいのだから、と友人に言ったけれど、そうでもないことを知っている。今は寒冷地に住んでいるから、暑い季節といっても、しのげる暑さなのだ。
アフリカのキンシャサにいたとき、湿度は高く、気温も35度以上の毎日だった。冷房は24時間つけっぱなしと言いたいが、たびたび停電があり、それも長時間にわたることがあった。そんなとき、やはり暑さは耐えがたいものだった。風はなく、網戸ごしの空気のねっとりと熱いこと、タンクトップのTシャツになっても、汗はとまらなかった。
その時は、寒さなら着こむことでしのげると思っていたのだが。

家計のこともあるけれど、節電・節油もあって、暖房は20度に設定しているし、点で使用するようにしている。つまり食事の時は、食卓の下に敷いている電気カーペットをつけるが、終わると同時に消すとか、寝室の暖房は、寝る1時間前につけて、就寝時には消すといった具合だ。寝室は朝になるとこのごろは5度以下になっている。窓枠には氷がびっしりこびりついている。階下のサロンは、起きる30分前にタイマーセットだ。

お風呂場でのヒートショックなどもあるので、暖房をけちるのも考えものだ。つれあいは、遠赤外線なんとかという下着を通販で注文していた。私もユニクロにでも行って、ヒートテックのものを買ってくるべきだろうか。もう売っていないかもしれないが。

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