軽井沢町立図書館

わが村には図書館がない。教育委員会と同じ建物に、図書室といった部屋がある。中之条町に、吾妻郡の図書館があり、そこからときどき新刊書をふくむ図書が届く。また村自体も新刊書を購入してくれる。

自分勝手に貸出カードに記入して、借りていく。ふだんはそれでほとんど不自由を感じない、のだが、今回、村の蔵書にはない本を探している。

それはモーパッサンの短編だ。ただ書名はわからない。うろ覚えの記憶で、モーパッサンと短編だけが残っている。数日中に調べる必要がある。
今日は軽井沢へ買い物に出た。ついでながら、図書館に寄ってみることにした。村の人から、軽井沢の図書館を利用できることは聞いていた。

このごろ、図書館は日曜日も開館している。初めて行くけれど、図書館の場所はわかっている。歴史資料館の奥にこじんまりした建物が図書館だ。
靴を脱いであがるようになっている。アットホームな雰囲気がある。

司書の方に、初めての利用であること、調べ物のためであることを告げる。早速、パソコンで検索し、図書館にある本を出してくださる。とてもてきぱきして、気持ちがいい。数冊、出されたモーパッサンの全集には、目次をみても、どうも探している短編はみつからない。

モーパッサンの作品で、日本で出版されているものを検索していただくと、新潮文庫に短編集が2冊あることがわかった。その目次をみせていただくと、あった。探しているものがあった。

残念なことに、軽井沢図書館の蔵書ではない。ネットワークで取り寄せできますよ、ということだったが、時間的余裕がない。群馬県立図書館なら、一両日中に行けるので、そこにあるかどうか、パソコンでみていただく。

こうして、現物は手に入らなかったけれど、今日は、軽井沢図書館を探訪し、非常に気持ちのいい応対をしていただき、大変に満足することができた。今日も小さな喜びを得られた。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。