buy Japanese

アメリカのニュースをみていたら、感謝祭以降、クリスマス商戦が始まっているが、一人というのか、1家族なのか、クリスマスプレゼントに使うお金が平均700ドルとでていた。

1ドル100円時代なら7万円、現在の80円未満であれば、5万6千円以下ということになる。多いのか、少ないのか、家族数にもよるだろうし、よくわからない。
日本であれば、プレゼントというより、お歳暮も加わるから、もっと多くなるのだろうか。

そして、バイ・アメリカンといって、アメリカ製品を買おう、それによって、アメリカ国民の雇用を創出しようというキャンペーンもしているようだ。しかし、実際に買い物をした人たちの、買い物チェックをすると、ほとんどが中国製になっている。おもちゃ、衣類、実際にタグをみると、made in Chinaなのだ。買った本人たちは、そこまでチェックしていなかったらしく、一様に驚きの表情を示していた。

わが家はお歳暮をしない。お互いの実家になにかしら贈る以外は、何もしないことにしている。クリスマスプレゼントもない。私はほしいのだが、つれあいは結婚当時から、「心をあげているから」と言う。私は「物」、それもできれば「高価な物」がほしいのだが。

日常のもの以外、あまり買い物もしなくなった。消費を増やすことに貢献していない老人世帯のサンプルだ。先日、雪対策として、ブーツを買いに行った。これは毎年買っている。というのも、中国製しかなく、それが1冬しかもたないのだ。表面のビニールが破れてしまう。

中国製は安いから、1冬終わるたびに捨てるのも(実際には夏の間、庭仕事に使っている)、片付いていいのだが、昔タイプの人間として、気持ちが落ち着かない。中国製の2倍くらいの値段の国産品があれば、と探すのだが、もう中国製で席捲されている。

若いころは、外国製信奉者だった。化粧品はフランス製、イギリスの紅茶や陶器、ハンドバッグ、香水、贅沢品はなにもかも外国製で整えるのが、うれしかったし、そんな製品で身をかざっているのが誇らしかった。
それが今や、日本製にとても安心感をもっている。シャネルのハンドバッグより、もめんのエコバッグ、頭陀袋といわれる、たくさんにものが入る袋ものの方がいい。

日本製品を買うように、というキャンペーンがないほど、日本はまだ余裕があるのかもしれない。

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