世界最良のタクシー

今日のフランス版のニュースに、世界で最も評判のいいタクシーはどこか、というのが載っていた。アンケートをとってのことだが、アンケートの対象は、この1年に少なくとも3カ国を旅行したという人5000人である。

トップは予想通り、ロンドンのタクシーである。今、いくらするのかしらないが、みなさん、料金は高いと言っている。しかし、全体としての快適さ、親切さ、プロ感覚、乗車しやすさ、などが理由として挙げられている。ロンドンにいったのは、もう15年以上も前のことだから、ロンドンがどう変わっているかしらないが、おそらくタクシーは変わっていないだろう。そんな安心感がある。

このごろ、旅行していても、日本ですら、タクシーに乗ることがなくなった。東京にでても、もっぱら公共交通を使う。土地勘があるからでもあるし、公共交通で行けるところしか行かないということもある。だから、今、タクシー料金が初乗りいくら、とか、あとは何メートルでいくら上がるとか、深夜料金は、など何もしらない。

大体、タクシーというのは、知らない場所へ行くときに使うことが多いけれど、無事につれていってくれるだろうか、という不安感をもたせるようなタクシーは最低だ。フランスはそういう点で、最低に属する。パリなどは、流しも少なく、タクシー乗り場までいくことになるが、そこでちゃんとタクシーが待っていたことがない。でもパリは、まだメーターで料金がはっきりするから救われる。
マルセイユなど、恐怖である。マルセイユは土地勘もあるのだが、道路工事などが多く、回り道も仕方ないと思ったが、鉄道の駅から目的地まで、とんでもない遠回りをされてしまったことがあった。それ以来、地下鉄を乗り継いだり、バスを利用したりして、タクシーは極力避けている。

ロンドンに次ぐ2位は、ニューヨークだそうだ。ロンドンに票を投じた人は28%だが、2位のNYは9%と大きく離されている。NYはタクシーの経験がない。地下鉄と歩きで終わった。さて、東京はどうなのか。7%の票を得て、香港とともに3位にはいっている。(ブラボー!!)

残るトップテンは、シンガポール、バンコック、ベルリン、ヘルシンキ、ダブリン、マドリッドなのだそうだ。フランスは20位にも入っていないというのは、すごく納得だった。
私の個人的体験上、こわかったタクシーの記憶では、ギリシャのアテネとクレタ島、北京などがある。今にして、若いころの貧乏旅行では、タクシーと縁がなく、現在は、知人などの世話になることが多くて、タクシーを利用しなくてすんでいることに気付いた。

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