松ぼっくり

昨日とうってかわって青空の今日、午後の暖かい時間に散歩にでた。すっかり冬木立ちになっている。野鳥たちが飛びかわっているのもよく見える。ヒヨドリが鋭く鳴いて、飛び立ったり、ヤマガラ、シジュウカラなどが遊んでいるのか、餌をさがしているのか、木立のなかで騒ぎ立てている。

昨日の雨と今日の強風で、枯れ枝がたくさん落ちている。その中に松ぼっくりがみえる。細長い松ぼっくりは、何松のものだろう。松ぼっくりをみると、つい拾ってしまう。拾った松ぼっくりは、ベランダに干して、日光消毒をする。

大きな籐のかごには、世界各地で集めた松ぼっくりをいれている。一番大きいのは、トルコのものだ。海岸に面したホテルに泊まった時、庭に大きな松ぼっくりが落ちていた。一つきれいなものを拾ったが、松の木にはまだたくさんある。しかし手が届くところにないので、旅行に同行していた母がとても残念がっていた。
それを見ていたのか、しばらくあとで、ボーイさんがきれいな松ぼっくりを数個届けてくれた。
大きな松ぼっくりなので、荷物の中でスペースをとる。母は全部を持ち帰りたがっていたが、それでなくてもトルコでは買い物が多くて、持ちきれなくていた。

フランスでは、ロレーヌ地方の知人宅に泊まった時、その広大な庭を散歩すると、やはり大きな松ぼっくりが落ちていた。母がまたたくさん拾ってしまう。そこからベネリュックス3国を旅行しようとしているのに、松ぼっくりを持ち歩くのかとうんざりした。知人がパリの寄宿先へ届けておいてあげましょう、と言ってくれて、母も私もほっとした。

つれあいと南仏やコルシカをドライブした折にみつけたもの、思いでいっぱいの松ぼっくりばかりだ。クリスマスシーズンになると、デコレーションの一部として飾る。
このごろ、この松ぼっくりを炭にやいてもらうことを考えている。炭にすると、また雰囲気が変わってくる。市販もされているが、吸湿や消臭にもなる。

村には炭焼きをする人もまだいらっしゃるようだ。今年のクリスマスには間に合わないけれど、課題にしている。

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