ミシュラン・ガイド

昨日だったか、テレビの情報番組で、ミシュラン・ガイド東京・横浜・湘南2012のプレス発表が行われていた。星のついたレストランの店主やら料理人などが、認定書を受け取り、感激している様子であった。

対象となったのは16万件の飲食店、そして三ツ星を獲得した店が16軒、二つ星52軒、一つ星179軒なのだそうだ。三ツ星16軒は、パリですら10軒で、日本(東京)の料理のレベルが高いことを証明しているのだそうだ。

しかし、その対象となっているのは、ほとんどが和食の店で、フレンチ・レストランは2軒が三ツ星にランクされているとか。

そもそもタイヤ会社のミシュランが、ガイドブックを発行し始めたのは、ドライブしてもらうためである。ガイドブックには2種あって、赤と緑、フランス語ではguide rougeとguide vertと呼ばれる。赤版がレストランやホテルのガイド、緑は観光地のガイドである。

緑のガイドブックは、本当によくできていて、情報の内容も信頼がおけ、フランスを旅行するとき、まずはこれを利用した。いろんな地方にわけて出版されているが、パリやパリ地方、ロワール地方、そして南仏版などは、旅行するたびに新しい版を求め、最新の情報を得ていた。

一方、赤は一、二度しか購入した程度だった。というのも、星印を求めて食べ歩くようなグルメでもなかったし、旅行の範囲はそんなに広くないので、適当なところで食事をし、適当に泊まったからである。それでも、赤のガイドを車の中にいれておくのは、フランスでドライブ旅行するときの常識だった。土地勘のないところでは、これを頼りにしていたのである。

さて、日本で、はたして、ミシュランのガイドが必要であろうか。この種のガイドブックが出版されていなかったことや、飲食店のランク付けなど、日本のどこかがすればきっと軋轢が生じたであろう。フランスの、これまでも定評のあるミシュランが作れば、文句は出まい。

覆面の判定人が食事してランク付けをするというが、どれだけ食べ歩けたのであろうか。星のついたところは、けっこうお値段も張りそうだ。今のところ、ガイドブックを利用して食べ歩くほどの時間も、お金もないし、胃袋もだんだん衰えていっている。
せいぜい、月に一回の外食では、ミシュランご推薦の星印は行けそうにない。それに、わが村はその範囲にははいっていないし。

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