草津・志賀道路

今年は11月14日に草津・志賀道路が閉鎖になった。国道292の別称だが、草津から白根山の山頂のすぐ近くを通り、渋峠など2000メートル近くの高度を通る道路だ。だから冬期は閉鎖になる。

時には、閉鎖予定より前に雪や凍結で通れなくなることも多い。しかし、地元の人間にとって、この閉鎖される日はタイヤを冬用に変える一つの目安になっている。

去年は10月末に相当量の降雪があり、その日から実質的に閉鎖になったように記憶している。前橋からの帰途、雪交じりの雨が降っていた。道路の掲示で、草津雪で交通止めとなっていた。あわてて途中のタイヤ屋さんによって、冬タイヤに変えたことを思い出す。

今年はまだ雪をみないけれど、292の閉鎖を前にタイヤを変えておいた。転ぶ前の杖みたいなものだ。とたんに車の加速能力が落ちたような気がする。

イマジネーションの世界だが、もし、292を走行中、雪が降り始めたらどうなるのだろう。山の尾根を走るようなところもある。たとえ冬タイヤをはいていたとしても、にっちもさっちもいかなくなるのは必定だろう。

春先に、この道が再び走れるようになる前、除雪をすませた道路を歩かせてくれる。道路の両側は雪の壁になっている。3-4メートルの高さがあるそうだ。

朝晩の零度前後の気温の日々が続くと、あの冬の、雪道運転が思い出される。だんだんに慣れていくが、最初のこわいこと。
今年は暖冬という予報があって、安心していたのだが、先日の気象予報士の話で、ラニーニョ現象が発生したとか。そして平成17年あたりの豪雪の年に似た気象になりそうだということだ。
その年、この寒冷地に東京から移ってきて、びっくり仰天の冬をすごしたのだった。いやな予感の日々である。

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