落ち葉かき

この数日の好天と暖かさ、晩秋とは思えない。標高1000メートルのわが家では、紅葉も終わりに近い。庭をみると、落ち葉が庭をおおっている。山の中だから落ち葉の量がすごい。落葉樹は新緑が鮮やかだし、秋の紅葉も見事だから、季節感を味わえる木々として、好ましいとは思うけれど、この落ち葉、どうしてくれよう。

ほおっておけば、1カ月もしたら、雪が降り、積もってしまえば見えなくなる。そこまで待つか、と思いはすれど、庭というからには、やっぱり落ち葉は気になる。まして、庭の一角に枯山水なるものを作っている。そこが落ち葉で隠れてしまっているのだ。

わが家は竹ぼうきを使うけれど、掃除機のように吸い取る道具や、逆に吹き飛ばす道具もある。そんな便利な道具はわが家にはない。箒でだめなら、手を使う。

今年は福島原発の事故のせいで、枯葉を腐葉土にするのは歓迎されないようだ。いつもなら、庭の一角に腐葉土コーナーとして、うづ高く積み上げて、腐葉土になるのを待つのだが、今年はどうしよう。落ち葉焚きは、CO2を増やすことと、火事をおこす危険があるから、禁止されている。落ち葉たきをして、最後にサツマイモをいれて、焼き芋なんて、楽しみの極みなのだが。

ふわふわ、さらさら、数日の好天で乾きに乾いた落ち葉は、集めるそばから逃げていく。太陽のにおいもする。
自然の恵みを感じるときだ。ナツツバキ、どうだんつつじ、ヤマウルシ、レンゲツツジ、楓、ヤマブキ、萩、白樺、桜、サンショ、などはいいのだが、カラマツは困りものだ。腐らないという。庭一面に散っていて、はいても箒の目をぬけていく。

文化の日の一日、こうして落ち葉はきで終わった。

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