知らない事が多すぎる

タイで大雨が降っており、アユタヤあたりの被害がすごいという。そしてそこに進出している日本企業が、多大の被害にあっているとか。

タイにはずっと昔に一度立ち寄ったことがある。最初のヨーロッパ旅行の帰り、南回りで帰ったのだが、タイに知人がいたので、途中下車したのだ。知人はブリジストンで働いていた。もう40年も前になるが、当時からブリジストンはタイに工場を建設していた。首都バンコクではあったけれど。

今回の洪水ニュースを見ていると、トヨタ自動車、日産自動車、いすゞ自動車、三菱自動車、マツダ、があり、ニコン、パイオニア、キャノン、ソニー、の超大手企業が軒並み進出していることがわかった。そのほか、以前のテレビ放送で、タイには食品加工業が多く工場をもっていることもみている。

これだけの大企業が、単独であるはずがない。新聞には載らない中小の系列部品メーカーもある。こうずいの直接の被害を受けた日系企業だけで、13日現在で300社程度あるという。こんなに進出しているなんて、日本企業にとって、タイは九州のようなものなのだろうか。

それにしても、今回の洪水がなければ、こんなに多数の企業がタイにあるなんて、知らなかった。無知にもほどがある。実業の世界に身を投じたこともなければ、日経新聞の購読もしていない。なかなか情報を得ることができない。

原発のこともそうだ。一部の人々には常識のことが、一般人には通じていない。メディアの情報も偏っている。洪水のように、どうでもいいことに近い事実を何度も何度も報道するかと思えば、重大な情報は知らせてくれない。政府発表ばかりに偏重した情報、受け止める方も、民間発の情報を軽んじる傾向にはあるのだが。

除染ということで、家や道路、いろいろなところを洗っているけれど、その水の行方はどうなるのだろうか。

知らないことが多すぎて、このごろ混乱気味である。

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