秋眠、時を選ばず

春眠暁を覚えずというけれど、秋もこんなに眠かっただろうか。朝は空気がひんやりし、すっきり目がさめそうな気がするのだが、起きたときから眠気がおそってくる。

習慣として、目が覚めると、ベランダに出て、深呼吸を10回することにしている。夏の間は、空気が生ぬるく、深呼吸をしても気分がさえるということはなかった。秋になり、空気が10度前後で冷やっこい。冷たい空気が肺の中深くはいっていく感じはとても気持ち良い。

なのに、10回の深呼吸と、軽く体をゆすったあと、部屋に戻ると、またベッドにもぐりこみたくなる。どうにか、朝の仕事をすませ、昼ごはんを食べると、もう睡魔がおそってくる。ひどいときは昼寝をする。夕方にも眠い。つまり常時眠たいのだ。

体調が悪いのだろうか。疲れやすいのはあるのだが、そう具合が悪いという実感はない。緊張がたりない、それは言える。仕事はもっているが、質・量ともに適量だ。だから、さして緊張しないですんでいる。

この昼間の眠気を、夜の就寝時に集中させることができればいいのだが。というのは、寝付きが悪く、苦労している。睡眠障害と言えるかもしれない。夜によく眠れないから、昼間眠いのか。よく眠った日も、やっぱり日中は眠い。

働いているころ、週末、寝坊できるのがとてもうれしかった。今では、毎日が日曜日的で、寝坊をするという贅沢をしている。
なんでも制約があるうちがいいのかもしれない。働いているときの休日のありがたさ、金銭的制約で得られないものを、どうにか手に入れたときのうれしさ、つれあいは貧乏時代に苦労して買ったものだからと、金銭的価値はあまりないものを大事にとっている。

ほとんど制約のない生活だから、だらけきって、このとめどもない眠気となって、私の脳を冒しているのかもしれない。

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