紅葉狩り

この週末は好天の予報だ。その予報通り、朝から快晴、風もない。NHKの朝のニュースで、白根山の紅葉が見ごろと言っていた。

白根はわが村の山だ。早速、紅葉狩りをすることにした。東京から来た娘を駅でひろい、白根までドライブする。万座温泉までの有料道路は、途中、我々が「東山魁夷の世界」とよぶ景色がある。白樺やカラマツの林があるところだ。まだ色が変わり始めた段階で、紅葉とまではいかない。

山頂はたくさんの車がきている。白根の火口までの登山口の場所が変わっている。白根は活火山だから、活動の具合で、以前の山道が閉鎖され、別の道が作られたようだ。
万座鹿沢口の駅では13度だったが、結構暖かかった。山頂では風が吹き、肌寒い。アノラックがほしい。

弓池を歩く。ナナカマドの赤い実、オレンジの実が色鮮やかだ。ほとんどのナナカマドは、葉が散っているが、まだ赤く残っている木もある。中高年のカメラマニアの人たちが、三脚をたてて撮影している。じっと動かないのは、光線の変化を待っているのだろう。

ちょうど通りかかった環境庁の方にくっついて木道を歩く。このへんの自然環境について説明を受ける。夏には天皇陛下も歩かれたそうだ。草紅葉にももう遅い。紅葉前線はもうちょっと下がっていますね、という説明に、草津へ下りることにする。

それにしても山頂の駐車場は、満車になっている。ナンバープレートを見ると、いろんなところからきている。会津というナンバーも見つけた。3連休、高速道路の週末1000円割引の制度はなくなったが、やっぱり、動く人は動くのだ。

今年の紅葉はあまりきれいではない。長雨、異常な気温、いろんな要素がからんで、紅葉する前に枯れたような状態になっている。
草津に降りると、おそらくヤマウルシだろうと思われる木の紅葉がきれいだ。軽井沢への道では、ツタの紅葉がきれいだけれど、こちらにはツタはあまり見かけない。やはり、主力のカラマツやシラカバ、モミジなどの紅葉が始まらないと、本格的な秋ではない。

わが家の庭は、ドウダンツツジ、ヤマウルシ、ナツツバキなどが色変わりし始めた。自宅での紅葉狩りもいいものだ。あとちょっとの辛抱だ。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。