寄付金の行方

明日で大津波から6カ月、それについ最近紀伊半島の豪雨被害があった。1カ月ほど前には、新潟・福島でやはり豪雨被害があったはずだ。

東北大震災に被害の程度は及ばないかもしれないが、災害のあとというのは、見るだに気の毒である。なにか力になりたいと思う。できることはやはり、お金を寄付することだろう。しかし、まだ寄付金受付の案内はないようだ。

東北大震災では、赤十字を中心として、相当多額の寄付が集まったと聞いている。これまでどれだけが被災者のもとへいったのだろうか。途中で、一度30%とか、なにか数字がでていたが、その後、どうなったのか、メディアでも報道しない。

寄付金を相変わらず受付中だということは、NHKでもまた大新聞でも広報されている。しかし、どれだけがどう使用されてきたかということについての報道がない。
全額使い切ったのか、まだまだ足りないというのなら、また寄付したいと思う。しかし、以前の報道をみた限り、そして、被災者の声を聞く限り、集まったお金の全額が渡されたとは思えない。

そんな状態なら、再度の寄付はためらう。そして、この悠長なやり方をみたとき、水の災害に遭われた方々への寄付をするとき、赤十字にするのはためらってしまう。

たとえば県単位、あるいは市町村単位で、寄付の受付口を作ることはできないのだろうか。災害寄付というのでは、弊害があるのなら、被害をうけた市町村が、ふるさと納税の用紙を配ってもいい。直接、役に立つように寄付をしたい。

赤十字などの中間経費の問題、あるいはこの事務能力の欠如、などを考えると、寄付を控えてしまう人も多いのではないだろうか。

6か月たって、被災者ではない私の生活は、完全にではないけれど、大震災前とそう変わらないものに戻ってしまった。もう一度、3月11日を思い出して、と思っても、あの悲壮感はでてこない。


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