無駄を省く、国会議員の削減

大震災の復興費用を賄うための増税議論がでている。10兆円ともいわれるお金、日頃は1万円もあればお金持ち気分を味わっている身に、10兆円という規模がわからない。

国会議員の先生方は、増税派と倹約派にわかれているようだ。倹約というのはあたらない。いわゆる歳出の無駄を省いて、復興費用をねん出するという意見だ。10兆円も無駄をこれまでしていたのか?とびっくりしてしまう。特別会計とか、なんとかからねん出するというが、可能なのだろうか。

この派に属する方たちは、身を切る思いで、無駄を省くとおっしゃるのだが、その中にはたして議員数の削減を含んでいるのやら、一言もない。国会議員の定数削減は、総論賛成、各論反対の部に入っているようだ。
近代社会の成立を見るとき、国会議員の定数はそれなりの過程をふんで決まったものだと思う。だから、簡単に定数削減にしていいのか、とも思うが、現況を見る限り、こんなに代議士や参議院議員が必要とも思えない。

まず議員宿舎をラヴホテルがわりに使っているような議員、JRの無料パスを私用に使用する議員、賭けゴルフをするような議員、本会議に出ない議員、本会議には出ているけれど、意識があるのかどうかわからないような議員、などは必要としない。

とはいえ、彼らを特定して、除外することはできない。方法としては、やっぱり、簡単なのは、比例代表の分をカットするやり方なのだろう。そうすると、弱小政党の生きる道がないという。これは小選挙区制にした弊害だ。しかし、社民党、共産党を除いて、他の弱小政党の先生方は、小選挙区制が発足したときは、ほとんどが自民党にいらして、この制度に賛成されていたのではないのだろうか。

選挙区の方も、定数削減時に、一挙に1票の重みの訂正までやってしまうのだ。きっと、1県で1人も確保できない県ができるかもしれない。その県に住んでいないものは、それも仕方ないと思ったりするが。

増税派の意見で、所得税の増税をというのがある。10%を5年か、5%で10年間かというやり方があがっている。なんだか猿に餌をやるとき、朝3夕4か朝4夕3のどちらがいいかと問うのと同じような感じがする。そうか、国民は猿扱いなんだと。。。。

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