煙草1箱700円、賛成です

初入閣の厚労大臣小宮山氏が、煙草を100円づつ値上げして、700円にするといったことを記者会見でおっしゃったようだ。700円が税収の分岐点らしい。

現在いくらなのか、数十年煙草と縁のない生活をしているので、価格を知らない。しかし、煙草をすわず、かつ煙草嫌いの私としては、もし700円に上げて、喫煙者が少なくなってくれるものなら、大賛成だ。

田舎に住むようになって、煙草に苦しめられることが多くなった。空気がいいはずなのに、喫煙者の数が多く、それもお年寄りに多いのだ。村役場や、何かの会合の場所へ行くと、灰皿が必ずおいてある。そして年配の男性が、周囲に「吸ってもいいですか」の一言もなく、吸い始める。

「吸ってもいいですか?」と聞かれれば、「いいえ、ご遠慮ください」とはっきり言うのだが、一度吸い始められると、強いて迷惑だと言えない。

東京で暮らしていた時は、労働環境も、なにもかもが、煙草で苦しめられることはなかった。食事の場所も、禁煙か分煙されているところを選んだし、つれあいは煙草を吸わないし、友人たちも喫煙者がいなかった。

田舎住まいを始めて、こちらの食事の場所では、ほとんど分煙がされていない。ファミリーレストランはされているらしいが、あいにくそこには行かない。レストランに入って、禁煙席と言うと、困った顔をされることが多い。
またタクシーなども、運転手さん自体が吸われることが多く、車内に臭いが染み付いていることがある。何台も待っているときは、臭いのない車を選べるけれど、田舎では1、2台しかないことが多い。

煙草は一種の合法化された麻薬であるという。そういえば、禁煙をすることに成功する人は少ない。それだけ、常習化してしまっている。ニコチン中毒なんてなつかしい言葉である。

映画をみていて、昔の懐かしい映画では、出演する男性俳優は、ほとんどが煙草を吸う。現在の映画では、強いて喫煙シーンがないようだ。
時代が変わったといえば、海外から帰る時、免税店で煙草を買わなくなった。以前は、マルボーロだ、なんとかだと、アメリカの煙草や、ちょっと気取って、フランスのジタンなどを買ったりしたものだ。

値上げは小宮山大臣のいう「健康を維持するための施策」だろうし、700円の煙草代のなかに、受動喫煙での被害者に対策を講じてくれる部分があれば、うれしいことだ。



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