雷雨

この数日、午後になると雷雨になる。「一転かきくもり」という変化ではなく、徐々に黒い雲がしのびよって、空いっぱいにひろがって、雷をともなう雨になる。

「地震、雷、火事、親爺」とこわいものをあげるけれど、親爺はもういないし、「地震、津波に雷と火事」と言い変えたい。地震と津波のこわさは3月11日、いやというほど実感したところだ。
雷もこわい。稲妻が走ると、耳をおおい、体を丸めてしまう。蚊帳のなかにはいることまではしないが。。。

群馬県は雷が多いところで知られている。つれあいは雷鳴がきこえると、すぐにパソコンのコンセントを抜く。時間が長いので、なにもできない。しかし、油断はできない。すぐご近所の家に、雷が落ち、冷蔵庫かテレビがだめになったこともある。

雷鳴が聞こえ、稲妻がみえると、アフリカでの生活を思い出す。かの地も雷雨が頻発するところだった。とくに雨季にはひどかった。雨の降り方も暴力的だった。たたきつける雨粒、雨量も多く、すぐに道路は濁流がながれる状態だった。穴ぼこも多く、大きく、まるで池やプールといった状態になった。道路局というのがあったが、凸凹局と呼ばれていた。

落雷による停電はしょっちゅうで、雷がどこに落ちようと、結果は停電だった。住んでいる家に避雷針がついていても、効果があったかどうか、わからない。稲妻も、真横に流れることもあることを知った。

このごろ、日本の雷雨がアフリカ型というのか、熱帯型になったような気がしてならない。昔の夕立とは違っているように思う。ゲリラ豪雨というのもそうだし、集中していることや、狭い範囲で瞬間的に雷雲が発生するのも、熱帯でよく体験したことだ。

気温の上昇もあり、日本は温帯ではなく、亜熱帯なのかもしれないな、とつれあいと話している。

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