県名を変えたら?(福島県)

フクシマの名前は、いまや世界中で有名になっている。原子力事故において、チェルノビル、スリーマイル・アイランドについで3番目の事故であるが、その程度の深刻さは最大となってしまった。

福島というだけで、実害、風評被害がおきているそうだ。フクシマに拒否反応もおきている。この記憶はそうたやすく消えてはいかないだろう。
そこで、だれかも提唱していらしたが、福島県を福島原発とは別物にしたら、どうだろうか。つまり県名を変えるのだ。

これまで、県名を変えた例がないから、法律上の問題やら、県民の意識のこと、いろんな問題があることはわかるが、これは本当に必要なことだと思う。

フランスでは、いくつもの県が名前を変えた。この種の問題からではないが、たとえばコルシカは2つの県となったとき、一つはHaute Corse(オート・コルス)、もうひとつはBasse Corse(バース・コルス)と呼ばれていた記憶がある。しかし、hauteは高いという意味もあっていいが、basseについては低い、あるいは遅れているという印象を与えるというので、Corse du Sud(コルス・デュ・シュド:南コルシカ)という名称に変更した(はずだ)。

そのほかにも、この低い(下流)という意味のbas(女性形でbasse)をもつ県名が変更された事実がある。もう相当の時間を経てしまったので、どの県だったのか、記憶がなくなってしまった。
それくらい、名前を変えても、いつしか、新しい名前になじんでいくものだ。平成の大合併で、新しい市や町ができたけれど、その名前は、まだなかなかなじめないものもあるけれど、10年、20年たてば、きっと昔の名前を忘れてしまっているだろう。

フクシマも、いつしか県名ではなく、原発だけで覚えられるというのではどうだろうか。第三者の冷たい意見だろうか。
時代とともに、何かしらの変化はある。その一つと考えたら。江戸時代の名前に戻るのも一つの考えかもしれない。会津県というのはどうだろうか。それこそ、何も知らないものの意見だが。

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