あんたが大将

九州全体ではないと思うが、私が生まれ、育った久留米では、よく「あんたが大将」という表現を使う。私は使わないが。これは、男性が自説にこだわって、頑固に言い張って、論戦が成立しないと、「あんたが大将」と言って、譲ってしまうときのセリフだ。

今日、松本復興大臣が辞任したそうだ。被災地での発言、釈明の時の発言が問題になって、結局、復興相就任9日目での辞任になった。彼の言い方、テレビでみていて、九州男児というか、私の大嫌いな九州の男のものだった。粗野で、教養の感じられない、尊大な言動、このタイプは実際多い。と言うと、九州の男性から文句が出そうだが、少なくとも50年前はそうだった。私の父もそうだった。

松本氏のいう「長幼の序」、これは実際、とても大事にされている。我が実家でも、年長者の言うことに、年少者は逆らえなかった。それも昔のことだが。そんな意識が松本氏にあったのだろうと思う。
東京にでてきて、年齢がものを言わないことにびっくりしたものだ。松本氏は議員になって長くていらっしゃるのに、気付かれなかったのだろうか。

大臣のものいいか、とびっくりするような話し方をされたものだ。九州の人間だから、東北地方のことは知らない、というような表現にもびっくりだ。私も実は東北の地名は知らなかった。東北に限らず、日本海側の地理にもうとい。東京と九州を往復するのに使う東海道線、山陽、鹿児島本線の駅名は、昔、なじみになっていたが、それ以外の地名にうといのだ。

しかし、震災から4カ月にもなろうというとき、それも大臣ともあろう人が、地名や事情にうといとは!!勉強不足もいいところだ。何をしているの?と聞きたくなる。

担当大臣なのに、お客さんの感覚、大臣と知事を上下関係でみる古い体質、これを九州出身と一括りにされるのは、九州から離れた人間にしても腹立たしい。
つれあいはB型だが、短絡的ではないぞ、と言っている。AB型の私のほうが短絡的かもしれない。

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