群馬県知事選挙

7月3日、群馬県知事選挙がある。今回4人が立候補している。現職の知事、それに新人3人だ。現職の知事は無所属ではあるが、自民党が強力にバックアップしている。対抗馬の一人は、民主党の援助をうけているかといえば、現在の民主党のあり様から、表立っては受けたくない。あとは共産党の候補、それに完全に政党色が感じられない候補者だ。

4人いることは、立候補締切日の報道で知ったが、わが村の候補者掲示板には、3人の候補者のポスターしか貼られていない。もしかしたら、3人だけだったかしら?と思っていたが、今日、村役場に期日前投票にでかけ、そこには4人のポスターが貼ってあり、やはり4人で間違いはないのね、と安心した。

さて、誰に投票すべきだろうか。4人の選挙公報は送ってきた。しかし、それ以外、候補者の肉声というのは聞く機会がない。一人だけ、選挙カーが村にもきたみたいだ。しかし、遠くに「よろしくお願いします」の絶叫が聞こえるだけで、本人の声は聞こえない。

それ以外の候補者は、きっと嬬恋村などあるのも知らないのでは、と思いたくなる。朝日新聞の群馬版に、東京と違って、選挙民の動向を知るすべがないと書いてあった。車社会なので、街頭演説ができないのだそうだ。
嬬恋村にきても、人口密度が低すぎて、広いキャベツ畑を走ることになり、効率が悪いと判断されているのかもしれない。

それにしても、群馬県は農業のみで生きていくのだろうか。どの候補者もTPP反対なのだそうだ。私は農業でもないし、産業界にも所属していなかったし、第三次産業の端っこで生きてきたので、関税自由化といわれても、ぴんとこない。輸入に好都合な条件は、輸出には不都合だろうな、という程度しかわからない。その反対もありだ。

4候補者全員が反対となれば、こんな悪施策はないだろう、と思いそうになる。待てよ、とも思う。一人くらい、群馬県の体質を変え、TPPが適用されても、生き残れる産業構造を作りますという気概はみせないのか、これまでの産業構造維持だけでは、群馬県の衰退は加速しこそすれ、最下位脱出というわけにはいかないのに。

などと、思いつつ、期日前投票をすませたのでした。

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