同性愛、我が国では?

日本では同性愛というのは、どう受け止められているのだろう。まず、メディアによく女装した男性、あるいは男性のよそおいだが、女性っぽい言動をする人、が登場する。彼ら(彼女らとよぶべきかもしれないが)は自分をどうとらえているのだろうか。

性倒錯者なのか性同一性障害者なのか、よくわからないが、正々堂々としていらっしゃる。私の年齢からいくと、美輪明宏さん、そしてもうなくなられたがカールセル・マキという方が象徴的な存在だった。カールセル・マキさんは、モロッコで手術を受けたというのが話題になったこともある。

フランス人の場合、友人・知人のなかで、同性愛者であろう人は1割はいた。日本では、自分の友人・知人をみわたして、それに該当する人はいない。日本では少数派なのか、そうではないだろう。カミングアウトしていないだけのことだろう。芸能界ならいざしらず、一般人としては、まだタブーに属するのかもしれない。

性に対しての考えは、時代で変化し、国によって大きな違いがある。イギリスでは長く同性愛が犯罪であったのに、現在では歌手のエルトン・ジョンは、同性愛を公表しているし、ダイアナ妃の葬儀では歌を演奏するとか、また今回のロイヤル・ウェディングにも招待された。公的にも認められている。また、パートナーとともに、代理母による子供の出産を公表した。

アメリカでは2つの男女関係が話題になっている。一つはシュワルツネッガー前カルフォルニア知事の隠し子問題と離婚、もうひとつはFMI(英語だとIMF)専務理事のDSK(ドミニック・ストロース=カーン)のセクハラ事件だ。
前者は、20年も家政婦として働いていた女性との間に14歳の男児がいたということ、それを夫人に打ち明けたことで離婚になったとか、夫人がどうして気付かなかったのだろうか。妊娠・出産をその家政婦はどう説明したのだろうか、などいろんな疑問がでてくる。

DSK氏の事件は、アメリカではきびしい扱いだが、フランスでは陰謀だとか言われており、寛容な部分がある。真相がどうなのか、だんだんわかってくるのだろうが、性に対する反応も国により様々だ。

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