我が家は反かんばん方式に

トヨタのかんばん方式といえば、在庫ゼロで工場を運営するやり方として、無駄をはぶいた現代的経営方式として脚光をあびてきた。トヨタの躍進の要因の一つとして、世界の企業が研究し、またまねしようとした。

ところが、地震がおきるたびに、この方式の欠点が出る。中越地方の地震のときも、部品工場が被害にあい、生産中止に陥ったことがあったように記憶している。
今回も同様なことがおきているようだ。

我が家は工場ではないし、生産しているところでもない。消費に徹している一般家庭だ。今回の地震で、学んだことは、在庫ゼロではいけないということだ。
我が家には幸い、お米、ボトルの水、などのストックはあった。しかし、理由はわからないが、トイレットペーパーが店頭から消えるという現象をみたとき、我が家のトイレットペーパーの在庫は乏しかった。あせった。

隣県のスーパーに行ったが、ここもなかった。このとき、生活必需品はダブルでもっておくことにしようと決心した。食糧としては、味噌、しょうゆ、塩、砂糖、などの基本調味料、薄力粉、スパゲティ、乾物類などである。
洗剤、石鹸なども買い足した。

実際は、こういった在庫管理が苦手で、できれば切れたところで買うというスタイルのほうがいいのだが、いざというとき、買いだめをしないためにも、必要な措置だと思ったのだ。在庫は1個分余計というだけで、それ以上は買わない。

ガソリンもなるべく満タン状態にする。あせらないためには、こうするのが一番のようだ。断・捨・離提唱者や、家事のプロなどは、すっきりした生活を勧めるが、なにもかもがスムーズに運ぶ保障がない今、在庫ゼロは不安材料だ。

ところで、トヨタは今でもカンバン方式をとっているのだろうか。

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