枯山水の掃除

この数日、日中はだいぶ暖かくなりました。庭一面おおっていた雪も、部分部分で融け、土が見えるようになりました。枯山水も半分姿をみせました。

枯山水なんていうと、とても風雅な印象を与えますが、庭から出た石ころを集めただけです。ここは浅間の噴火による土石流やら火砕流やらうけたところですから、もう石がいやというほどあります。大きい岩石はともかく、大石、中石、小石、ありとあらゆるサイズででてきます。とくに、地中には石製造工場があるようです。夏場にどんなに拾い集めていても、冬を終わると、凍土が融け、下から新しい石がでてきます。

そんな石の処理に困って、庭の一部に集め、枯山水と呼んでいます。そこに枯葉がおちています。とくにカラマツの葉は、石の間にもぐりこんで、厄介者です。これまで雪で隠れていたので、気にならなかったのですが、汚らしくみえます。

ちょっと暖かくなった今ごろから月末までに、枯山水の掃除をすませておかなければなりません。ゴールデンウィークのころには農作業(野菜作り)が始まるので、庭にかまっていられなくなります。

掃除は石を1個1個、取り除いてもぐりこんだ枯葉を集めます。ところが、石が動きません。よくみると、下の土がまだ凍っているのです。うわべの暖かさに惑わされ、最低気温がまだマイナス6度もあることを無視していました。

蜂が一匹、クロッカスの蜜を吸っていました。大切な蜂様です。これから先、ブルーベリーやイチゴの花が咲いた時、働いてもらわなければなりません。

フキノトウが頭を出しています。数日前から出ていることに気付いたのですが、ちっとも大きくなりません。やはり最低気温が低いことがあるのでしょう。

水仙、チューリップ、ヒヤシンスなどの芽もほんの少し出ています。

東京は桜が満開とか、同じ春といっても、大きな違いです。枯山水の掃除は、手先がかじかんで、やめてしまいました。

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