韓流小説

韓流ドラマは毎日、どのテレビ局でも(BSを含む)1日中放送されている。現代ドラマ、時代もの、どれもがなにか同じように見えてならない。

友人の多くが韓流ドラマにはまったという。私も「冬のソナタ」は見たし、「チャングム」にいたっては、NHK,NHK BS,再放送、などすべてをみた。はまった口かもしれない。

今日、孔枝泳(コン ジヨン)著、蓮池薫訳の「楽しい私の家」を読んだ。韓国の小説を読むのは初めてだ。面白かった。この作家の特徴なのか、訳の特徴なのか、文章自体はちょっとくどい。

しかし、なんとなく韓国の社会がみえるような気がした。テレビのニュースやドラマでははっきりつかめないものが、文字を通してみると、想像できる部分がある。これが活字のいいところだ。

家族の関係も、日本と随分異なるようだ。この物語の主人公は高校生の女の子だが、その母親は3回離婚していて、その3回の離婚でそれぞれ子供をもうけている。韓国では夫婦が別姓だけれども、子供は父親の姓を名乗るから、3人の子供がそれぞれ別の姓というわけだ。

離婚は恥である、というのは、日本でも昔はそうだった。でもこのごろではあまり恥とは感じないようだ。でもこの本では、韓国ではまだまだ避けるべきことのようだ。

大学受験の大変さは、テレビでもシーズンになると報道されるが、この本のなかでも触れている。受験の日の朝は、アワビ粥を食べているが、初耳だ。そして志望校の門や塀に、飴をくっつける習慣もあるとか。

これから少し韓国の本をよんでみようと思っている。この本は訳者の蓮池さんへの関心で読んだのだが、韓国の小説にはまるか、はまらないか、お試し期間を設定してみよう。

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